2019年11月26日(火)

宝物工場の形式、というのが日本語訳になるブランド古着的な店で二週間くらいまえに買った八千円くらいのパンツを結局一度も履かずにここまで生きてきて、そうなるとこれからもこれが履かれることは多分ないというか、かなり意識して、「せっかく買ったんだし履いておくか~」みたいな消極的かつ義務的な選択がなされないと履かれないことが予想されるので同じ店にふたたび売った。阿呆とはこのことだった。二百円くらいだった。これ、ここで二週間前に八千円くらいで買ったんですけど、それから一度も履かずに生きてきたんですけど、保管も結構気を使っていたんですけど、二百円ってどういうことなんですか? 二百円で客から買ったものを八千円で売るという暴利を貪るんですか? そうしないとやっていけないほどメルカリは脅威なんですか? この二週間でこの手のパンツの価値が暴落するほど流行が変わったんですか? これ、それなりのブランドっていうか、一応コーナーが作られている程度には名の知れたブランドとして売られていたんですけど、それは考慮されてるんですか? もしそうでないとしたら、それって嘘ついて売っていたってことなんですかね。 それとも査定のシステムによって弾き出される価格が結構ランダムだったりするんですか? そんなことはないと思うんですけど。ということを言うようなことは特にしなかった。こんなふうにして失った金の量は計り知れず、かき集められれば今ほしいと思っている大抵のものは買うことができる。しかしそれも、経済を回す上での微々たる足しになるだけの、私にとっては無為どころか単なる銭失いにしかならないものであるのかもしれなかった。


ポケモンを殿堂入りまで終わらせる。開発リソースのやり繰りに苦慮したことが如実にわかるシンプルな出来。

#日記  #エッセイ #コラム #小説 #創作

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