有馬記念2022

12/25 中山11R 有馬記念

上記の予想記事です。

有馬記念2022の注視ポイント

2500m+中山の坂+洋芝混ざりで消耗戦になり易い
・上記が理由で瞬発力勝負の馬や追込み馬は厳しい
・逃げが少なくタイトルホルダーがペース作り易い
・菊花賞からの直行ローテは馬券内率46%
これらを基準に予想していきたいと思います。

全頭の見解

①アカイイト
去年と同じくエリザベス女王杯からのローテ。
爆発的な末脚で勝負する馬なので、有馬記念では適性が合わない。
基本的に馬群を捌かずに外を回して好走する馬なので、1枠1番もプラスになり難いか。

②イズジョーノキセキ
脚質ローテ共にアカイイトと同じような馬。
違うのは先行しての競馬でも結果を残している点。
…とは言っても、いずれもマイル戦であり距離不安は否めない。

③ボルドグフーシュ
今年の菊花賞2着馬。
菊花賞前までは追込み一閃というような馬だったが、タフなレースになった菊花賞では最終コーナーで捲くって、直線入り口では4番手まで来ていた。
この動きが出来れば内枠もプラスに働き、かなり有利な展開に持ち込めると思う。
あとは馬群を捌けるかだが、鞍上が福永祐一騎手であり、隣には前に置けば進路を作ってくれる武豊騎手。並びも絶好なのでは。

④アリストテレス
去年の有馬記念では6着。脚質や適性は合っているものの、今年のパフォーマンスはやはり厳しいもの。
メンツも揃っている中では厳しいか。
ただし前日オッズで48倍で人気していない。
馬券内は展開次第であり得るので大きく狙うなら。

⑤ジェラルディーナ
今年のエリザベス女王杯優勝馬。
エリザベス女王杯では◎に応えてくれて本当にありがとうございました。
前走、前々走がそうであったように、タフな展開こそ歓迎の馬。好走する可能性は高そう。
が、2200までしか走った事が無いのも事実であり、タフ+2500が保つのかは未知数なのは注意したい。

⑥ヴェラアズール
ジャパンカップ優勝馬。
抜群のキレが持ち味で、JCでも発揮されていた。
逆に言えば有馬記念という舞台では合っていないとも言える。
更に過去データからもJCからの間隔の無いローテは厳しい(過去10年で複勝率16%,優勝率3.6%)のは明白。
有利条件がほぼ無い中どうか。

⑦エフフォーリア
去年の有馬記念優勝馬。
最強馬と言われ年度代表馬にも選ばれたが、近走は厳しい走りが続いた。
早熟説は引退まで見ないと断言できないし、輸送苦手説は札幌輸送が問題無かったので違うだろう。
結局重要なのは、去年と同じ走りで今回のメンツに勝てるかどうかだ。
結論から言うと厳しいと思う。
去年よりも成長し、走法を確立したタイトルホルダー。異次元の末脚を持つイクイノックス。エフフォーリアに向く展開の時より有利になる枠にボルドグフーシュとジェラルディーナ。
有馬記念の舞台自体はエフフォーリアに適性があるのは事実だが、タイトルホルダーの作るペースにおいては中途半端な位置取りになる可能性が高いと見ている。
復活するには競馬自体を変えるしか無いと思うが、実績があるだけに逆にやり辛いのでは。

⑧ウインマイティー
前走の大敗は積極的な先行騎乗が、タフな馬場で裏目に出ただけなので気にしなくては良いと思う。
では、同じくタフな展開になり易い有馬記念でどういう競馬をするのか?
キレのある走りを活かした後方策は舞台に合わず、先行策は馬に合わない。
今回も負けたとしても、どちらかが合致するレースでは狙うべきだろう。

⑨イクイノックス
天皇賞秋の優勝馬であり、今回の悩みの種。
適性が向いていないが、能力だけで押し切れそうでもある。
もう少し深堀りすると、イクイノックスの爆発的な末脚は後方でしっかり溜められた時のもの。
直線の短い中山では後ろ過ぎると届かないので、ルメールも皐月賞では中団前目に位置取った。
その結果、皐月賞ではラスト3Fの数字が上位5頭にも入っていない(他は全て3頭以内)。
枠順的には外目の好位取れそうなのはプラス材料だが、上記のマイナス要素を打ち消せるまではいかなそう。
この条件を能力でなぎ倒すようであれば、まさに今後はイクイノックスを買えばOK状態になると思う。

⑩ジャスティンパレス
今年の菊花賞3着馬。
タフ展開の菊花賞を好位から伸ばして3着だったのは、有馬記念の傾向には合っている。
皐月賞では後ろ過ぎてダメだったが、ホープフルでは同じように好位差し出来ているので、しっかりと前目を取れれば馬券内が見えてくる。
怒涛の直線追込みをするマーカンドが中山と合っていないのが気になるところ。

⑪ラストドラフト
2500という距離の経験は一番豊富な馬。
しかし、その中で成績を残せているのは東京のみで中山では2500での馬券内は無し。
純粋に能力的に厳しいか。

⑫ポタジェ
毎回書いているが、特徴が無いのが特徴の馬。
とは言っても傾向自体はあり、他馬が脱落しやすいタフな展開や重馬場が得意(というよりパフォーマンスが変わらない)。
今回は適性自体は追い風だが、2000までが着内の条件なので距離がやはり厳しい。

⑬タイトルホルダー
現世代での最強候補馬。
タフな展開でもしっかりと逃げを形作れる。
昨年は5着に終わったが、パンサラッサに引っ張られた部分や後続を削る走法確立前だった事もあり、あまりマイナス要素にならない。
今回は他に明確な逃げが居らず、しっかりと得意なペースを刻めるはず。
前半1000が59〜60くらいで、中盤で自分の脚を残しつつ後ろもある程度脚を使わないと追いつけないくらいのペースに持っていく形。
特に今回は1番動きを見られる立場なので、逆に釣られる馬も多そう。
マイナス要素としては枠が外目な事。
最初の直線の短い有馬記念では、ここで多少脚を使わないとハナが取れない事がラストに響くか。

⑭ボッケリーニ
距離適性はあるものの、好成績を残せているのが軽くスピードが出せる舞台ばかりなのが気になる。
今回注視ポイントにしているように、有馬記念はとにかくタフな持久戦になる事が多い。
能力が上位には若干劣る中で、この適性不利は厳しいのではないか。

⑮ブレークアップ
こちらもボッケリーニと同じようなタイプの馬。
中山2500での優勝経験はあるものの、春先であり時計的にもタフな展開だったとは言い辛い。
今後東京での2200以上では狙っていけそう。

⑯ディープボンド
今年は本当に枠順に泣かされている馬。
今回も例に漏れず大外…。
有馬記念の大外は、スタートゲート自体が通常より外寄りな事もあってより不利になってしまう。
適性に関して言えば出走馬の中でも上位なのだが、やはり先行馬は最初に脚を使わさせられるのが厳しい。
ただし、現状のオッズ30倍は能力乖離が大きいので、馬券的には抑えてはおきたいところ。

展開予想と印

タイトルホルダーが逃げ、その後ろにアリストテレスやディープボンド、ジェラルディーナが並ぶ形か。
終始タイトルホルダーがペースを握り、直線入り口で抜け出していく。そのスペースを武豊騎手のアリストテレスが入って行く。
だがアリストテレスに余力は無さそうなので、その後ろに付けて一緒に抜け出せる馬が、最初に脚を使った分止まるタイトルホルダーを交わして勝つのではないか。

◎③ボルドグフーシュ
○⑬タイトルホルダー
▲⑩ジャスティンパレス
△⑤ジェラルディーナ
☆⑯ディープボンド

上記の予想に1番当てはまるのが◎のボルドグフーシュ。スタートでしっかり出せればハマってくれるだろう。
○タイトルホルダーは軸向きで、やはり自らペース作れる逃げは強い。適性も合っている。
▲ジャスティンパレスは鞍上適性が不安ながらも、やはり走るのは馬であり、そこが適性あるならば重く見たい。
△ジェラルディーナは距離だけが不安だが、走って負けたならともかく、走った事が無いだけなので嫌う必要は無い。母はジェンティルドンナだしね。
☆ディープボンドは各馬見解で書いたように、オッズ乖離的に推したい穴馬。

買い目

単勝:◎,☆
馬連:◎,○-○,▲,△
(的中重視なら上記を枠連で)
3連複:◎-○-▲,△,☆
ワイド:◎-▲,☆

12/28追記

有馬記念振り返り

有馬記念…やはりイクイノックスの能力は別次元だった…!!これに尽きますね。
前目につける展開も予想通りではあったのですが…。
不利条件を能力でねじ伏せる可能性は指摘できていましたが、予想の軸がブレるので無印にしました。
このレベルの馬は稀にしか居ないですしね。
今後はイクイノックス無双に期待しましょう!
逆に◎ボルドグフーシュ、△ジェラルディーナが想定通り来てくれたのは安心しました。
推奨馬券的には、的中重視で推奨の枠連が1番良かったかな?
ワイドに◎-△を入れなかったのは素直に反省です。

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