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「世界の街角」      7.ジャマイカ 7.1モンテゴベイ(Town No13)

 モンテゴ”という言葉は、スペイン語で「ラード」を意味する“マンテカ”が語源で、かつてスペイン人が、山に棲む野生の豚から取ったラードを、この港から船積みしていたことに由来する。
 モンテゴベイは、西インド諸島・ジャマイカ島の西部の北側に位置するジャマイカ第2の都市だ。
 クルーズ船の埠頭と、ジャマイカで最も巨大な空港シー・ドナルド・サングスタ国際空港があり、ジャマイカ観光の玄関口となっている。

シー・ドナルド・サングスタ国際空港

1. 民芸品市場

 町の小高いところに個人で経営している小さな店が軒をならべ、手作りの木彫りや手織り布や皮で作った鞄などを売っている。 
 入り口付近にあるトイレで用をたして出てくると、民芸品店の主とおぼしき女性が数人待ち構えていて、我先にと袖を引っ張って自分の店へと案内する。
 トイレを借りた手前、無下にも断れずひとりのおばさんの後についていく。直ぐ側の店かと思ったら、なんと奥へ奥へと誘導されてしまった。
 仕方なく「カメの木彫り」を買った。最初の言い値は15ドルだった。粘りに粘って8ドルで手をうった。うまく値切れば3~5割くらい値引きするようだ。

民芸品を売る店

2.街角スナップ

 前日の出発地・マイアミ空港でトラブルがあり、出発が大幅に遅れモンテゴベイのホテルに到着したのは深夜だった。
 そのためジャマイカ観光は、半日コースに変更され、さしたる風景写真を撮ることも出来ず、やむを得ずスナップ写真を撮ることにしたのだが、この国の人は、写真に撮られるのを極端に嫌う。カメラを向けると大きな声でわめきながら怖い顔をして睨みつけられた。 
 繁華街では、おまわりさんがたくさん警備にあたっていたが、日本人の一人歩きは危険だというので、車の中から撮ることにした。

繁華街を警備するおまわりさん

 この国は左側通行だ。かつて英国領であったことが伺えた。
 小型トラックではトヨタの車が目についた。

TOYOTA車が多い

 交差点では止まっている車の間をすり抜けてもの売りの少年が歩き回っていた。日本では見られない光景だ。

もの売りの少年


 
 

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