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13.南アフリカ共和国 13.1ケープタウン(Town No23)


1.ケープタウン

 南アフリカ発祥の地として“マザーシティ”の愛称を持つ「ケープタウン」は、世界で最も美しい港町といわれている。
 ヨハネスブルグに次ぐ南アフリカ第2の大都市で、議会が置かれる立法の首都でもあり、豊かな自然にも恵まれている。
  ケープタウン港は歴史的背景が深く、植民地時代から交易や航海の拠点として発展してきた港であり、その背後にはテーブルマウンテンがそびえ、海と山の景観が一体となった絶景が広がっている。

港の背後にはテーブルマウンテンがそびえる

 港の中心的存在のヴィクトリア&アルフレッド・ウォーターフロントでは、歴史的な建築物が保存されつつも現代的に改修されており、港の美しい風景と共存していることから、 シドニー、香港、リオデジャネイロ、ナポリとともに五大美港の一つに挙げられている。

年間2400万人が訪れる「V&Aウォーターフロント

 周囲にはアフリカ大陸最南西端にある喜望峰や野生のケープペンギンの保護区域として知られる「ボルダーズビーチ」など見どころいっぱいの街だ。

2.ケープ半島を巡る

ケープ半島を訪れ、壮大な自然と可愛らしい野生動物に出会う感動的な旅をした。

(1)ケープポイント

 ケープ半島の南端、ケープポイントはまさに絶景の宝庫だった。ケーブルカーでケープポイントへ登ると、その終点には、今は使用されていない旧灯台が存在感を放つ「ルックアウトポイント展望台」があった。
 三方を海に囲まれた展望台から、大西洋の果てしない広がりを眺めると、青い海と白い砂浜が喜望峰の絶壁に包まれた絶景があった。

ケープポイントから喜望峰を見る

 ここには世界の大都市への道標がたっていて、それによるとケープポイントからニューヨークまでは約1.2万km、パリまで9,300kmだそうで、ちょっとした人気撮影スポットになっていた。

人気のフォトスポットとなっている道標

(2)喜望峰にて

 ケープ半島で最も有名なスポットの一つ、喜望峰。
 大航海時代、多くの航海者がここを目指して旅をした歴史を感じさせた。
 有名な"Cape of Good Hope"と書かれた標識の前で写真を撮る観光客が大勢いた。

人気のフォトスポット

 また、周囲には野生のダチョウが歩いており、自然の力強さと生命の豊かさを実感した。この地の風景は、広がる海と荒々しい岩場が織りなす壮観そのものだ。

ヒナを育てるダチョウ


(3)ボルダーズ・ビーチにて
 旅のハイライトともいえるボルダーズ・ビーチでは、アフリカペンギンに出会った。
このビーチは、彼らの生息地として知られており、ペンギンたちが海に向かって歩く姿や、砂浜で佇む様子は心を和ませてくれ、波打ち際で遊ぶペンギンの群れはフォトジェニックな被写体だった。

ボルダーズ・ビーチに生息するアフリカペンギン

3.アザラシの楽園と港町が賑わうハウト湾

(1)ハウト湾

 ハウト湾は、活気ある港町と大自然の驚異が交わる魅力的な場所だ。
この湾には、野生のアザラシたちが集う有名な「アザラシ島」があり、多くの観光客が訪れる。
 ハウト湾の港では、カラフルな衣装を身にまとったパフォーマーが笑顔と軽快な音楽で私達を迎えてくれた。
背後には停泊する漁船や観光船が並び、海の香りが漂うこの場所では、港町独特の温かさと活気を感じた。

アザラシとバンドが迎えるハウト湾の港

(2)アザラシ島
 港を出て海へと進むと、やがて岩場にひしめく無数のアザラシたちが見えてきた。岩の上で日向ぼっこをする姿や、波間を泳ぐ姿はまさに自然そのものの美しさだ。
 このエリアは、ケープファーシール(南アフリカオットセイ)の大きなコロニーが形成されており、観察ツアーのハイライトとなっている。
 霧がかった空の下、荒々しい波が打ち寄せる岩場と、その上でゆったりと過ごすアザラシたちのコントラストは、静けさと生命の力強さを同時に感じさせる光景だった。

大きな岩場に数え切れないほどアザラシが・・・・・・

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