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日本の四季_初秋の候  その3. 兵庫


兵庫1 伊丹昆虫館 

 伊丹昆虫館は、兵庫県伊丹市のほぼ中央に位置する昆陽池公園の北東の角に1990年11月に開館した。
 昆虫を主に扱う博物館として開館以来三十年以上にわたり、生きた昆虫や標本の展示をはじめ、体験型の特別展や個性的な企画展を数多く開催して、昆虫の魅力を紹介してきた。
 チョウ温室では、約十四種千匹のチョウが飛び交い格好の被写体となっている。
 昆虫の世界を十倍に拡大したジオラマや、珍しい世界の昆虫標本などもあり、カメラマンにも十分楽しめる施設だ。

9月15日撮影

兵庫2 多可町間子・曼珠沙華の里

 多可町間子「曼珠沙華の里」は田んぼや畑が広がるとてものどかな田園地帯だ。彼岸花の群生は、間子の集落の方々によって思出川の堤防沿いに植えられて手入れされているという。
 間子に着いてみると、田んぼのあぜ道にも彼岸花は咲いているので昔ながらの秋の風景といった感じが楽しめる。
 九月半ばから十月にかけて赤・白・黄色の三色の彼岸花が、思出川の土手や水車の周辺に咲くことで有名だ。
 赤い彼岸花は「曼珠沙華」、白は「白花曼珠沙華」 、黄色は「鍾馗水仙」 と呼ばれている。

9月21日撮影

兵庫3  岩座神の棚田

 岩座神の棚田は、地場産の石材を使って、寺勾配工法という技法で積み上げられた石垣が、寺の屋根のように、下部を緩やかにして上部に向かうほど急勾配になっている。
 その石垣に沿って彼岸花が植えられているので、「秋分の日」の頃には、石垣が赤く染まり、白いソバの花のコラボと相俟って、まるで絵画のように美しい景色を見ることができる。

9月21日撮影



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