四季のフォトスポット 6.三重 7.岡山 8.愛知 9.岐阜
6.三重
6_1 三多気
国道368号線から真福院の山門に至る約1.5㎞の参道は、馬子唄にも歌われた山桜の名所。
三多気の桜は、昭和17年7月、桜の樹種ならびに古木の多いことで日本唯一と認められて、文部大臣指定名勝地となった。
「日本さくら名所百選」にも選定されている古桜の並木道が続く景色や、桜が棚田に映りこむ光景を撮るためカメラマンが多く訪れる。
7.岡山
7_1 倉敷美観地区
江戸時代に幕府の天領(直轄地)として栄えた倉敷。
その中でも、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選ばれている倉敷川周辺は美観地区と呼ばれている。
当時の面影を色濃く残した美しい街並みが見られることから、四季を通じて多くの観光客で賑わっている。
桜の時期には、川沿いに桜が咲き、普段とは違った風景を楽しむことができる。
桜を見ながら、ゆっくり「レトロ」と「モダン」が交わった美しい町並みの散策もまた楽し。
7_2 津山城址・鶴山公園
津山城は、本能寺の変で討死した森蘭丸の弟森忠政が、鶴山に築いた平山城で、民間に払い下げられていた津山城の中心部を当時の津山町が町有とし、1900年に鶴山公園として公開した。津山城址鶴山公園ともいう。
城跡は『さくら名所百選』にも選ばれた西日本有数の桜の名所として知られ、桜の季節には毎年多くの人が訪れる、津山のシンボル的な場所になっている。
地上から45mに及ぶ立派な石垣を背景に豪華絢欄に咲き乱れる桜は迫力満点と聞いていたが、撮影会当日は、ピークを過ぎた桜の花が、前夜の風雨ですっかり落ちてしまい、僅かに残された石垣の枝垂桜と花筏を撮るにとどまった。
条件の良い時に、ぜひ訪れたいスポットだ。
8.愛知
8_1 犬山城と犬神神社
国宝五城のひとつに数えられ、天守は現存する日本の城の中で最古といわれる犬山城。木曽川沿いの高台に建つことから李白の詩になぞらえ「白帝城」とも呼ばれる。
犬山城を中心に木曽川河畔一帯に約四百本の桜が咲き誇り、愛知県を代表する桜の名所となっている。
犬山城の南の登城入り口近くにある犬神神社は、境内一杯に桜の枝がひろがる、知る人ぞ知る花見スポットだ。
8_2 五条川の桜堤
五条川は愛知県丹羽郡大口町の中央を北東から南西にかけて七.8㎞にわたり流れ、その両岸には延々と1400本の桜並木が続き、満開を迎えると川面を覆うように咲き乱れる。
堤は片側が車道だが、もう一方は尾北自然歩道になっているので散策しながらのお花見が楽しめる。
「さくら名所百選」にも選ばれた桜の名所だ。
9.岐阜
9_1 新境川堤百十郎桜
各務原市市内を流れる新境川の両岸約四㎞に渡って咲き誇る千本以上の桜並木は、地元の人々に親しまれ、飛騨・美濃さくら三十三選にも選ばれた。
地元出身の歌舞伎役者・市川百十郎が、境川放水路の完成を記念して寄贈したことから「百十郎桜」と呼ばれている。
三月下旬~四月上旬に見ごろを迎え、水面を覆うように咲き乱れる桜は必見だ。
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