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2024CL横浜TOP8 が本気で教えるサーナイトの教科書
自己紹介
輝け!!🌟アルカナ社員君!!🌟どうも!池袋を中心に活動しているKaede(@tikuwav3)と申します。
ご覧いただきありがとうございます。先日行われた2024CL横浜でTOP8という結果を残すことができました。あと1勝で世界権利を獲得できただけに悔しい思いもありますが、念願だったCL決勝トナメ進出とJCSの権利を獲得することができました‼️
改めてCL横浜 ベスト8でした。
— Kaede:xeman (@tikuwaV3) September 10, 2023
通算13-3 サーナイト使いました。
あと一歩届かず悔しいですが配信卓で緊張しすぎて何が何だか分からず負けたのでまた1から頑張ります、、、。
人生初配信卓フリー素材。。。。
勝ちたかったな。。。。
対戦してくださった皆様GGでした!#カワノシュウヤwin pic.twitter.com/IFDCBJmO0R
私自身、サンムーン時代からポケモンカードを遊んでおり、シャドウバースやマジック、今ではワンピカもするくらいカードゲームオタクです。
そんな私がCLでTOP8まで行けたのは間違いなく『苦手なデッキから逃げないこと』『勝つための試行錯誤をし続けること』を徹底的に実践していたおかげだと確信しています。
自分の行動が間違ってなかったと報われた瞬間でもありました。ですので私の経験をもとに、これをご覧になっていただいている方へ「ポケモンカードが上手くなる考え方」と「その為に今必要なサーナイトのノウハウ」をお伝えいたします。まだ間に合います。人によってはサーナイトと向き合う最後のチャンスかもしれません。CL TOP8が本気で教えるサーナイト最後までご覧ください!
今回の記事について
無料部分で
CL横浜 環境考察
当日のマッチアップ
今回のCL本番に至るまでの思考やデッキ選択の経緯
有料部分で
もっと簡単にサーナイトと向き合う考え方
採用/不採用カード解説(ミュウexやシンオウ神殿採用の理由等)
各対面の立ち回り方
のような形で進めていきます。
恥ずかしながら、サーナイトを使うことを決めたのはCL当日の5日前でした。それまではロストアローラロコンを研究してました。。
サーナイトというデッキは、サンムーン期からプレイしている私にとっても分岐が多く言語化も難しい部分が多いため、非常に難易度が高いデッキだと思っています。そこでサーナイトを少し触ったが使うのをやめてしまったプレイヤーや、これからサーナイトを使う方に向けて、サーナイトというデッキをもっと簡単に考えようという思いのもと、基礎力向上に向けた内容となっております。
また元々サーナイトを触っている方でもこの記事が当たり前の基準を押し上げる内容になりますよう、ベストを尽くしました💪
ぜひ最後までご覧いただき、今後のレベルアップに繋げていただければ幸いです。
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CL横浜 環境考察
Tier1 サーナイト ロストギラティナ
Tier2 ロストバレット 白ルギア
Tier3 悪テラスリザードン ミュウ ミライドン
黒炎の支配者発売後、当然のごとく悪テラスリザードンが流行り順調に数を伸ばしました。その中でもデッキの形もある程度定まっておりプレイヤーの練度も高い「ロストギラティナ」がTier1 に。そしてサーナイトはシェア率こそ発売当初の自主大会などでは多くなかったものの間違いなく最強格にいた印象です。
直近の自主大会では、ロストギラティナのシェア率が高く、入賞数も目立っていた印象です。それと同時に白いルギアの影がぼんやり見えてきたあたりでCL横浜を迎えたイメージです。リザードンは当日勝ち切らないイメージでいましたが、難易度の低さやリザードンが立つだけでのテンポの取れ方、対有象無象能力はかなり高い評価をしていました。そのため当日も一定数いると予想しておりました。
その中でTier1として記載しているサーナイトですが、やはり難易度や序盤の展開の部分を運だと言っているプレイヤーも多いイメージで、当日のシェア率は意外と高くならないのでは?と考えていました。
当日のマッチアップ
<Day1 8-1 15位通過>
1回戦 ロスギラ ⭕️ 後
2回戦 神ピジョリザ ⭕️ 後
3回戦 白ルギア(ミカさん) × 先
4回戦 ロスギラ ⭕️ 後
5回戦 アルセジュラ ⭕️ 後
6回戦 ヒスイゾロアーク ⭕️ 後
7回戦 サーナイト ⭕️ 先
8回戦 ロスギラ(スガコウタ選手) ⭕️ 後
9回戦 神リザ ⭕️ 後
<Day2 4-1 10位通過>
1回戦 封印石ロスト × 後
2回戦 悪テラスリザ ⭕️ 先後不明
3回戦 白ルギア ⭕️ 後
4回戦 悪テラスリザ(エンテイ封印石) ⭕️ 後
5回戦 フュージョンミュウ ⭕️ 後
トナメ
1回戦 ロストギラティナ ⭕️ 後
2回戦 サーナイト(すずきはやと選手) × 後
大方予想通りのマッチングでした。予想よりもリザードンとマッチングしたことと想定すらしていなかったアルセウスジュラルドンやヒスイゾロアーク等と当たったことが印象的でした。アドリブ力でなんとか勝利😅
この数のロストギラティナとリザードンに無敗なのでやはりサーナイトで間違っていなかったと心から思いました。
今回のCL本番に至るまでの思考やデッキ選択の経緯
今回は時間は経ったものの黒炎の支配者が追加されて初の大型大会でした。
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WCSの結果などもみて「悪リザードン」が追加されてどうなるのかという考察からスタートし、環境初期あるある「ロストギラティナ」がTier1として君臨しました。
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そのような環境の中最初にこれ使ってみるかぁとなったのはまさかの、
4-2-2 at Yokohama Worlds 2023. Didn't have the energy in me to close out enough games.
— SanderWojcik (@SanderWojcik) August 13, 2023
Tried a bunch of stuff leading up to the event, but ended on pure counterbox. Not unhappy with the list, would maybe change 1 card or so.
Was a rough day, thanks to everyone for the support. pic.twitter.com/hNGE8RfuJ9
「sanderコントロール」
ロスト対面にはエーフィ立ててレジエレキでボタンループ。
サーナイトにはアローラロコンvstar。
ギラティナや多色ロストバレットには採用枚数が少ないエネルギー(ギラティナだと草、封印石などのロストは雷)を全て消す。
ミュウ、ルギアはエネルギー破壊。
で環境全てを一応網羅できている理論上最強コントロール。
WCSではいなかったリザードンに対しての回答はというと
ミミッキュとアローラロコンでいとも簡単に詰ませることができます。
これにはわたくしカワノシュウヤ目を光らせてしまいました。
これをかつた杯に3人のうち2人持ち込んで検証しました。
結果は2人とも3-2😂
まだまだプレイを煮詰められそうなのもあり、かなり個人的には評価が高かった印象ですが、ちゃんと最後まで勝ち切れるかというと言う部分がネックで使うのを辞めました。
このSander氏のデッキを使って感じた副産物としては、
現環境でのアローラロコンVSTARの強さでした。
サーナイト、悪テラスタルリザードンにはかなり強く、あとはギラティナなどのデッキを対応できるようにすればかなり立ち位置の良いデッキになるのでは?と思いアローラロコンVSTARを入れたデッキを考えてみることにしました。
そして色々と試していく中、ロストに入れるのが1番良いとなりました。ロストカイオーガにも入れて試しましたが、しっくりこず行き着いたリストがこちらです。
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いやぁ迷走してたのか、はたまた意外といいリストなのかもう僕にはわかりません。
こちらmana杯(CL一週間ほど前)に持ち込んだのですが、
1回戦目 ロストヌメルゴン 勝ち
2回戦目 種切負け
3回戦目 種切負け
4回戦目 種切勝ち
5回戦目 種切勝ち
6回戦目 種切負け
トータル 3勝 3敗
「もうこのゲーム何が楽しいん!?!?!?!?」
もうポケモンカード本当にわかりません。
来週本番なんだが???これこのまま持ち込もうってなるわけないが??
もう、、、、、、マイメロだから分かんない。。。。。
もう本当にマイメロになってしまいそうでした。。。。
なんならもうなってしまいたかった。。。。。
しかし来週本番が控えてるのでそんなくよくよしていられませんでした。ここで新たなデッキを握って勝ちに行くのを一切合切諦め、Tier上位のデッキから吟味することに。
・ロストギラティナ
現環境でのアビスシークの宣言のしやすさによるゲーム展開の幅が豊富な印象でした。相変わらずロストインパクト、スターレクイエムで大型ポケモンを倒し、おとぼけスピット、ロストマインで小型ポケモンを倒す効率的な戦い方ができるデッキです。どう考えても隙がない最強の山でしたが、私自身ギラティナは器用貧乏だという評価をずっとしており、様々なアーキタイプが渦巻くなか全てのデッキに勝負できても、全てに勝ち切れるとは言えないデッキだと考えておりました。さらにギラティナはサーナイトに対して、雪道を4枚入れてようやくゲームができるくらいにはサーナイトが厳しいと踏んでいました。最後に、環境一週間前くらいからルギアの増加も拍車をかけ選択肢から除外しました。
・パオジアン
このデッキは環境の上位2デッキであるロストギラティナとサーナイトに序盤からキャンセルコロン+月光手裏剣で駆け抜けられるパワーが最大の魅力です。しかしこのデッキ寒さに強い見た目してるのに頂への雪道にありえないほど弱いです(チェンパオは寒さに弱すぎる🤷♂️)。
ロストギラティナが最大母数と予想していたため、雪道を都合よく割ることができるか怪しいと考えておりました。
そんな雪道が4枚当然のように最大母数のデッキから飛んでくる環境で勝ち切れるとは到底思えず、候補から除外しました。
・悪テラスタルリザードン
上記二つのアーキタイプに関しては自分の中で言語化をしました。しかし、このデッキが選択肢にも上がらないほど何に有利なんだろう?と思っていたのでアウトオブ眼中でした。リファイン軸のリザードン面白そうですね〜
・大本命サーナイト
サーナイトは序盤のラルトスラインの展開の部分などバトルVIPパスに依存気味な部分もありますが、現環境では後手でもミラージュステップが宣言しやすいイメージでした。そこの遅れを丘による序盤からエネ落としで、アルカナサーナイトで大ダメージが狙えたりやリバーサルエネルギーの複数枚投入により、中盤の打点が担保されかなり捲りやすくなった印象を受けていました。そして何より、不利対面の少なさ圧倒的なパワーがあるように感じています。唯一戦いにくい相手があるとするならば序盤に勝負を畳み掛けられるパオジアンだと思います。
このデッキの練度を急いで上げ当日持って行くのが1番良いと思い、mana杯後すぐさまサーナイトを握ることにしました。
自分の働いてるシーシャ屋にたくさん人を呼んで朝までたくさんポケモンカードをしました(あの時わざわざ六本木まで来てくださった皆様本当にありがとうございます)。
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サーナイトを1から簡単に考える
お待たせしました。ここからが本題です。「サーナイトは難しいから」「9回戦使い続ける自信がないから」という理由で選択肢から外している方が多い印象です。なんて勿体ないんだ。。こんなに楽しくて強いデッキは他にないと思っています。レイジングサーフ後も古代未来環境後も間違いなく強いデッキだと断言できます。
サーナイトの強み
ここで今一度サーナイトの強みを再確認しましょう。
・リファイン、アルカナシャインによる圧倒的ドロー力
・高打点から中打点、細かい打点も出るアタッカーの選択肢の多さ
・ナンジャモ連打による相手の行動抑制力
・サーナイトexの耐久力
・サイドを3枚取られてからゲームしても捲れるゲームレンジの広さ
等
これは間違いなく他のアーキタイプにはない強さです。
サイドを複数枚取られてからゲームができるということは言い換えると、準備に複数ターン費やしてもよいといえます。
サーナイトが難しいと言われている理由
サーナイトが難しいと言われている理由は引けば引くほど選択肢が増えてくることだと思います。リファインやかくしふだなどのシステムポケモンでカードを引けば引くほどどんどん選択肢が増えます。さらに、サーナイトの強さでも挙げたようにアタッカーの選択肢も非常に多いです。そうすると何をそのターンのゴールにすればいいのかわからなくなってしまうことが多いデッキです。
ここで選択肢を列挙してみます。
攻撃パターン
・サーナイトexで攻撃する
・サーナイト(アルカナ社員くん☆)で攻撃する
・クレセリアで攻撃する
・ザシアンvで攻撃する
我慢するパターン
・1ターン我慢してキルリアのミラージュステップをする
・1ターン我慢してキルリアなどを立てに盤面を作りにいく
選択肢は無限に見えて意外とこんなもんです。
これを頭の中で整理しながらゲームを進めることが重要です。
特にリザードンなど2-2-2でゲームを終わらせることができる体面には我慢するターンにもあるミラージュステップをすることが優位にゲームを進めていくにはとても重要です。
戦う上で私が常に意識していること
サーナイトを使う上で最も大切なことは、
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