書物巡礼
「診療室に来た赤ずきん」
人にオススメしたい10選
みたいな企画があったら絶対に登場させる一冊だとおもいます。
精神科医で著者の大平健さんが実際に診療した患者さん一人一人との物語を綴っているのですが、その治療方法がグリム童話や日本昔話などを患者さんの症状になぞらえて解決策を導いていくというちょっと風変わりな診療。
精神科という身構える響きとは裏腹にとても読みやすいです。
実際私がこれを最初に読んだのは14歳の時分だったので。
登校拒否拒否の女子高生から、老人ホームに入るか悩む老夫婦。
そして日本に単身赴任してきたアメリカのキャリアウーマンまで。
この本に出逢ったことで、色んな生き方や価値観が世の中には無限にあるんだなぁ悩んだり迷ったりすることって悪いことじゃないんだなぁ
と思えた気がします。
全編面白いのですが、私が特に好きなエピソードは
「食わず女房」と「いっすんぼうし」
です。
老若男女たのしめる一冊!
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