居場所が欲しい私は空飛ぶいそぎんちゃくになりたい
空飛ぶいそぎんちゃく
くらげ
ラピュタの城
アインクラッド
私のなりたいものたち。
わたしは気持ちよく空を飛びたい、そして飛んだ先で出会いたいのは居場所を求める自分や大切な人たちだ。
マグロとしての人生とその終わり
今までの私は究極にマグロだ。泳ぎ続けないと死ぬので、ひたすらに泳ぎ続けている。そして生命が尽きるまでひたすらに泳ぎ、そして死ぬ。
死ぬのはイヤだなと思う。
かといって、何もせずに寝ているだけの"マグロ"もイヤなのだ。どちらかというと何もしないマグロの方がイヤだからひたすらに泳いできた。
でもやっぱり最近死ぬまで泳ぐのはしんどいぞ、辛いぞってなってきた。楽しく泳いでたはずなのにいつのまにかしんどくなってしまうのが悲しい。
だから死ぬまで泳ぐマグロでも、死んで何もしないマグロでもないものになりたくなった。
「じゃあマグロではないなら何になりたいの?」
という問いをまーさんにもらった。驚くほどすんなりと出てきた。
いそぎんちゃくになりたい。
応援される人になりたい、居場所が欲しいという欲求
最近の私は応援される人になりたい、人に集まりたいと思われるような場所になりたいという欲求が止まらない。
最近の、とはついているけど昔からこの欲求はずーーっとあった。ずっと求めてきた。
でも求めても手に入らない確信から求めてこなかった。欲しいのに得られない悲しさや不安や寂しさが怖くて、耐えられなくって、求めないフリをしてきた。
応援されるような人になりたいんです!それを言えるようになったのは、仲間の前でようやく言えるようになったのが最近の出来事。
でも応援される人には簡単になれないって思ってるから今全身全霊で人に呼びかけている。声を出して求める泥臭さへの恥ずかしさよりは待ち続ける寂しさが強くなった。
「応援してくださーい!!!」って大きく手を振って人に自分の存在をアピールしてる。ここにいまーす!と全力で叫んでいる。
手を振って大切な人を呼び寄せたい
おーい!と大きく手を振る動作と、まーさんの前でいそぎんちゃくになってみたときの動作は驚くほど一緒。めちゃめちゃ笑顔で横に両手を大きく揺らしていた。
どちらも呼んで、来てくれた人に渡したいものは同じだった。心地よいと感じてくれる居場所を渡したかった。
応援してくださーい!と人を呼んではいるけれど、呼んだ人に外から私の応援だけをされるというよりは、一緒に机を囲んでお茶を飲んでお互いの話をしたかった。
こっちおいでよ〜と呼んでいるいそぎんちゃくのときも、ただ中に入ってそれで終わりじゃなくて、この中だったら安心だとクマノミたちに感じて欲しかった。出入り自由ないそぎんちゃくがいい。
自分は居場所になりたかったようだ。
居場所は大切な人への居場所でもあって、自分の居場所でもある。
居場所がない不安と居場所を探し続ける不安
私はずっと自分の居場所に対して不安がある。帰ってこられる場所はないようなそんな気がしていた。だからずっと居場所を探して旅をしている。
居場所を探し続けている不安もある。安全な場所が自分の旅の中にない、休まる場がない不安がある。
私にとっての居場所は、旅をして疲れたら帰ってくる場所だと思っている。"帰ってくる居場所"というワードにどこか故郷に変わらずにずっとあるものだと思っている。
だからこそ自分が前に進めば進むほど、故郷からは離れて居場所からも離れてしまう不安がある。
でも私がほしい居場所は、最初からずっと変わらずにあり続ける"場所"ではないことに気がついた。そこにいる人が、関係が私には大切だった。
居場所は自分と一緒に進んでいって欲しかった。
「聞いていて、ラピュタの城が浮かんだんですけどどうですか?」
そんなことをまーさんに言ってもらえて、めちゃめちゃしっくりきた。
空を飛んで自由に移動してくれるすみか。居場所。根が張ってないからどこにでも飛んでいける。
私が欲しい居場所は私がどこにいて何をしていてもふとそばに来てくれるそんな安全な場所だった。
そしてそこで休みつつ、少しずつ上に上に登っていきたいのだった。
空を飛んで上へ上へと浮かびながら自由に移動する居場所になりたい
居場所を求めている。一方で居場所になりたいとも思っている。自分の大切な人の居場所になりたい。ここにくれば休まる、また一歩前に進むエネルギーが得られる、そんな居場所になりたい。
けど私の渡したい居場所は、ずっと変わらずにそこにある安心感じゃないなぁって思う。気づけばふわっと横に来ている居場所、安心感そんな存在になりたい。
だから私は空飛ぶいそぎんちゃくになりたい。動いて横にいっちゃえ!って思ってるいそぎんちゃく。
そしてなんなら自分が好きなクマノミは自分から捕まえにいっちゃうようなそんなアグレッシブないそぎんちゃく。
空を飛んで動いていきたいのは、常にそばにいて、寄り添う存在でいたいから。そして今の自分にはそこに立ち止まっているだけでは誰も立ち寄ってもらえない不安もあるから。
だから空を飛んで動いていくいそぎんちゃくになりたい。私を必要としてくれる人の横には移動していきたいし、そしてまだ見ぬ大切な人に出会うために自分からも向かっていきたい。