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長く同じ会社で働き続けたことによって、得られたもの

昨日、所属部署の部長と面談をして、
正式に退職の意思をお伝えし、
私は退職予定者となった、と思う。
その面談後に考えたことを
整理したいと思います。

面談アジェンダ 45分くらい

①退職理由その1
子供との時間をもっと増やしたい
(辞める理由の45%)
②退職理由その2
ITに興味がない
(辞める理由の55%)
※言いそびれていたので初だし
③今のプロジェクトの問題認識
(これ以上、プロジェクトが嫌で抜けたい人が増えないために)
④今後の引継ぎスケジュール

以前の面談記事はこちら。

退職して失うものの中で一番大きいのは、収入源ではなく15年働き続けて構築してきた信頼関係

転勤を挟んだ関係で、私の勤務地は東京だが、
所属部署的には、地方といういびつな
組織構造の中にいる。
部長は転勤前からお世話になってきた地方の方。
私のこの面談アジェンダを聞くために、
わざわざ東京まで来て話を聞いてくれた。
一応部長としては、引き留めるつもりで。

言葉をもらっても、意思が変わらなさそうなので、
引き留める言葉はもらわなかったわけだが、
冒頭のアジェンダ一言一言に耳を
傾けてくれたと思う。
(それも仕事だけど)
今のプロジェクトの問題認識に関しても
色々議論することができた。
そして、面談後思ったのだ。

この関係性があるのは、15年という長い年月
この会社で働いてきて構築してきた
信頼関係があるからなんだ、と。
(部長との接点ができてからは9年)
信頼関係、いいかえれば人的資産である。
退職しても、細くつながりたい気持ちはあるが、
ゼロにはならなくても
失うものなのだということに気づいた。

これまで、退職にあたっては、
収入源がなくなること、
また働ける保証がないこと、がずっと
不安だったが、それよりも大きいのが
この信頼関係ならびに人的資産を失うこと
なのだということに気づいた。

もちろん、失うものもあれば、
得られるものがあるわけで、
これにより選択肢が変わることはないのだが、
退職予定者になった今、
ちゃんと気づけてよかった。

どちらの選択肢がいいという答えは今もわからない

辞める方がいいと思って
辞めるわけではない。
ただ、辞めずに続けたとしてもどっかで、
辞めた方がいいのか考え続けて
しまうだろうとは、思っている。

私の中では、こちらの二つの選択肢のうち、
自分の選んだ選択肢として、もがけそうな方を
選択肢①を選択した。とはいえると思う。
選択肢①一度退職する
子どもとの時間や家に向ける時間を増やす、
将来的にIT以外のことに挑戦することができる

選択肢②退職せずに続ける
ITに興味はなくてもそれ以外の条件は整っていて、
子育ても今まで通りにはできる

印象に残った言葉「子供とも向き合ってくれて来たと思う」

こちらの部長の家族構成は、
高校生のお子さんが一人いるが、
奥様はほぼ働いていない。
(勝手にばらしてすみません、汗)

(面談中の一幕)
部長:今は、妻は週一でアルバイトしている、お気楽な感じ
私:でも、時間には余裕ありますよね、家の中に一人時間に余裕ある人がいると大分違いますよ~
部長:そうだね~、その分子供とも向き合ってくれて来たと思う。現代においても、(両方を支援する立場にいるけど)、両方やるって簡単ではないんだろうなと思う。そして、楓さんの理由①も理解はできる。


「子供とも向き合ってくれて来たと思う」
これ、奥さんにちゃんと言ってね!!
と心の中で思いながら、こちらの言葉を聞いて、
改めて子育ては、確かに外から収入を得る
仕事とは違うけど、大事な社会の中の親
としての役割なんだよなと思ったのでした。

退職までの日付感のスケジュールなども
だいたいお話できましたので、
無事にその日を迎えられるよう、
健康に気を付けて、引継ぎや手続きを
頑張って行こうと思います。


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