hideの紡ぐ言葉の世界

今の若い人に受け入れられてる歌って、想いをそのまま言葉にした詩が多い。

読めば全部わかっちゃう。

行間からにじみ出る背景とか、想いとかはあんまりない感じ。

それはそれで、悪いわけじゃない。

思っていることそのまま言葉にできるなんて、すごいことだと思うから。


でも、私の愛するhideの紡ぐ詩はそうじゃなかった。

私が若かりし頃に聴いていた時には

「意味はいまいちわからないけど、とにかくカッコいい」

って思う曲もたくさんあった。

けれど、最近になって気が付いたことがある。


hideさま、これ人前で歌える歌詞じゃないよーーーー!!!!!!


そう。

hideの曲って隠語のオンパレードで、実は過激な内容の歌って割と多いんです。

最初に気が付いたのは、『Beauty&Stupid』でした。

酸いも甘いも経験して、すっかり薄汚れた大人になって聴くと、もう赤面どころじゃない。


だけど、hideがすごいなぁ、って思うのは、この言葉の意味が分からない限りは、「意味わからないけどカッコいい」って思わせているところじゃないかと。


hideがどういうところまで考えて言葉を紡いでいたかは知る由もないけど、

「この意味が分かるようになったかw 君たちも大人になったな」

なんて、天国でいたずらな顔して笑っていたらいいな。


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