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フォロワーがまた一人いなくなった。
彼女について、多くを語るつもりはない。彼女との関係はそこまで深いものでもない。ただ、お互いに辛いことを吐き出して、傷をなめ合う関係だった。本当にそれだけ。

彼女は、美しい人間だった。たくさん傷ついて辛い思いをしてそれでもなんとか生き抜いていた。そんな人間は美しい。人間は削られて美しくなる鉱物質の塊なのだ。ダイヤモンド的生物。

そんな彼女がいなくなってしまった。もしかしたら自殺をしてしまったのかもしれないし、傷を舐め合う必要がなくなっただけなのかもしれない。しかし、どういう結果であれ、彼女は自らを救うためにより良い方向に進もうとしたはずだ。

だとしたら、この別れは悲劇的な文脈で語るわけにはいかない。彼女には彼女なりの理由があっていなくなったわけだ。そこに必要なのは悲観ではなく、笑顔と援護的感情だ。

ここまで来たら、彼女に掛ける言葉はこれしかない。
「また会いましょう。次はもうすこしマシな世界で。」

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