見出し画像

「ユーザー目線:性病検査ってどんなことするの?病気になったらどうするの?」


さてさて今回はこちらのテーマに沿って解説&かえでのエピソードをご紹介します🙏✨️

いまや男性用風俗でも徐々にどの形態でもプレイヤー側さえも求められるようになった「性病検査」。私がいた箱ヘルやデリヘルでは女の子側、お客様側にもそういった検査の有無や必要性は特に説明がなかったので本当に本当に当時は無知でした。吉原ソープ時代に初めて受けた講習はプロの品格を問われることを始め、吉原の一角にある馴染みの医療院にて毎月欠かさず性病検査を行うため、ソープ嬢としての仕事への向き合い方や心得を学んだものです。

女性用風俗ではどこの店舗でもこういった検査や検査後の結果をSNSにて共有する場面をよく見受けられるようになり、何よりも女性のお客様が安心安全にご利用するための配慮が徹底されている店舗も数多く存在しています。その部分に関してもやはり女性用風俗は男性用とは全く見せ方が異なりますよね。

私へのDMのお問い合わせには講習に関することがほとんどですが、稀に性病に関する知見を求められることもよくあります。やはり皆さん不安や心配が募って意を決してご相談された背景があるので、私も講師としてはもちろん性病に関する有識者としても皆様に寄り添っていきたいと常々考えております。

まずは、知らない方のためにも性病についてざっくり説明しますね。
性病とは「性感染症」とも呼ばれ、性行為により感染する病気です。その多くが実際目に見えない形で初期症状が始まり、その後痒み、腫れ、匂いなどの違和感から性病かもしれないと気づく方が多くいらっしゃいます。ただし血液などの検査をしないときちんと判別できないものになっています。詳細は下記URLを参照にご覧下さい。


▼性病一覧▼

・クラミジア、咽頭クラミジア
・淋病(淋菌)、咽頭淋病(淋菌)
・HIV・エイズ
・梅毒
・ヘルペス
・カンジダ
・HPV(高リスク・低リスク)
・尖圭コンジローマ
・マイコプラズマ・ウレアプラズマ
・トリコモナス


代表的なものだとこんな感じでしょうか🫢
尿道や膣、喉、皮膚、全身に違和感や嫌悪感を感じることがありますが、精神面にも負荷を与えてくることもあります。

▼検査方法▼

・尿検査
・血液検査
・視診
・おりものの採取
・うがい液の採取

などが存在します。役所が無料で検査をしてくれるところもあれば、検査機関で手配してくれる検査キットを提出してオンラインで確認する業者もあったり、視診なら婦人科や性病科、皮膚科、頻尿器科でも対応してくれたりします。私も行きつけの婦人科でいつも視診と検査をやってもらっています。少しでも身体の違和感やパートナーが性病にかかったなど、こちら側にリスクの可能性がある場合は迷わず受診することをおすすめします。

▼検査結果の日数の目安▼

視診ではその場でわかるのものもあれば、血液、唾液や尿検査だとやはり大抵1週間から2週間前後目安はかかります。


▼基本的な処置や投薬について▼

そこまで心配しない程度の雑菌が仮に腟内にいる場合は、婦人科の先生によっては腟内洗浄をしてくれる方がよく居ます。これで十分症状が治まることもあります。

市販の医療薬を使う場合

今や市販の医療品としてドラッグストアでも取扱があるので、カンジダの再発を繰り返す場合は腟剤を個人で買い求める方もよくいますね。かえでも母乳育児中は再発を繰り返していてしょっちゅうドラッグストアに駆け込んでいました。(※初めての診断と処置の場合は必ず婦人科にて受診してくださいね。ご自身で判断できない場合もです。)カンジダは一度なったらいつでも繰り返してしまう性病の一つなので私個人としてはいつも自分で対処しています。特によくなりやすい時期や傾向としては、「梅雨時の湿った時期」、他にも不眠が続くなど健康面での免疫力が低下している時になりやすい傾向です。過去一番繰り返していた時期としては、2年半母乳育児をしていた頃でした。この期間は全く寝ていなかったので免疫力も下がりやすく栄養も子に回ってしまう分、常にフラフラしていました。膣剤は説明書通りに症状が緩和しても薬を余すことなく投薬を決められた期間内続けないと完治しません。そして十分な睡眠と栄養補給は何よりも優先しなくてはなりません。その後も清潔面においてはこまめにおりものシートを変えたり、完治するまでは性交渉も禁止です。ただまた不眠不休が続けばいつでも女性は罹りやすいのでご注意くださいね。

抗生物質で処置する場合

だいたい1週間程度の抗生物質を処方されます。それらをきちんと飲みきらないと死滅できないので、もう症状が楽になったからといって投与は自己判断で中断できないので気をつけてくださいね。ちなみに母乳育児中は抗生物質の投薬が禁止となるので薬を飲みたい場合は母乳を辞めなくてはなりません。性病に限った話ではないので予めご注意を⚠️

治療中や完治するまでの間、性行為をすることはご遠慮ください。相手に性病を感染させるリスクが非常に高いからです。もう治ってきてるからと安易な考えは特に要注意です。お医者様の判断でOKが出るまでは治療に専念しましょうね。

▼かえでの性病エピソード▼

皆さんからよく聞かれる質問の中に
「性病になったことはありますか?」と尋ねられます。

もちろんあります!

淋病とエイズ以外はほぼ全部なりましたよ。と赤裸々に告白しています😂🙏長い期間プレイヤー業も携わっていた分リスクは付き物でしたし、付き合っていた彼氏から感染したこともありました。

特に長い時間の治療を余儀なくされたのは梅毒感染でした。梅毒の場合ステージ別で第1期、第2期、第3期、第4期とあり、各ステージの症状が大きく異なります。私の場合、当時すぐに血液検査に向かわず皮膚科や婦人科にばかり経過観察をお願いしていたので、第2期に入ってからの梅毒診断でした。もっと早く血液検査をすればよかったととても後悔しました。

▼梅毒についての詳細はこちらからご覧くださいね。

梅毒の症状として、最初は目で見えないことばかりですが、時間が過ぎて放置していくと恐ろしい結末が待っています。
その時に一度に多くの性病も合併症として引き起こす可能性もあります。私自身も尖圭コンジローマとヘルペスに同時に罹り、火がつくような痒みに毎日毎日お手洗いに行くことさえ煩わしくなりました。あの時は本当に辛かった😭
薔薇疹は治療して半年ほどでようやく治りましたが、いまは跡形もなく全て消えているので人間の体の強さをひしひしと感じましたね。
症状が緩和し、梅毒の完治が目の前に見えた頃に突然の後遺症にも悩まされました。左眼の角膜に炎症が起こり、突然左眼だけ視界がぼやけそこに何があるか分からないほど目が霞んでしまいました。そんな恐ろしい性病の一つですが、正しい治療と投薬、2年の経過観察を経て無事に完治しました。完治後は子作りの許可も出て、無事に子どもも自然妊娠でき、先天性の病気も一切心配ありませんでした。その娘ももうすぐ6才になります。その後もこまめに検査や視診に足を運んでいます。後遺症もなんと奇跡的に完治し先生も驚いていましたが視力は以前の1.5にまで復活してくれました。

講師としての職業柄、性病は避けて通れないリスクの存在ではありますが、実際仕事では無いプライベート面でもいつでも私たちは性との関わり合いから離れないうちはそのリスクは一生ついて回るものです。

その向き合い方、対処方法、完治するまでの方法を正しく知っておけば性病は決して怖いものではありません。無知こそが最大の敵だと捉え、皆様にも正しく楽しく安全にご利用して頂けるよう、僭越ながら個人の経験談もご紹介させて頂きました。

女性用風俗が全ての方にクリーンにお使いできるようプレイヤーの育成はもちろんユーザー様にもこういった情報提供は今後も必要だと思うのでまた機会があればご覧頂けたら幸いです🙇🏻‍♀️✨️

最後までご覧頂きいつもありがとうございます🙂‍↕️😌✨️💓

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?