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~「座りっぱなし」のリスク!坐骨神経痛と膀胱炎の意外な関係とその改善方法~
熊本県 熊本市平成のかえで鍼灸整骨院
院長 相馬 太志 (そうま ふとし)です。
いつもお読み頂きありがとうございます。
年末も迫り、仕事が忙しい日々が続いていませんか?
気付けば、一日中パソコンの前に座りっぱなし。
朝晩の冷えも気になり始めたこの頃。
そんな生活の中で、次のような症状を感じたことはありませんか?
・腰や下半身の痛みがじわじわ増し、立ち上がるときに自然に「うっ」と声が出てしまう。
・元々腰に不安があったが、最近特に足が冷え、シビレを感じる。
・「仕事が片付かないから」と水分を控え、トイレを我慢してしまう日々が当たり前になっている。
・トイレに行ったのに、なんとなくスッキリしない残尿感が続き、鈍痛がある。
それは坐骨神経痛と膀胱炎が関係しているかもしれません。
坐骨神経痛は腰から下半身にかけての痛みやしびれを特徴とする症状です。
膀胱炎は排尿時の痛みや違和感やトイレが近いのが特徴です。
どちらも、つらい症状です。
「わかっちゃいるけど忙しいので本当に困っている」
「病院でお薬もらって飲むけど休めないからなかなか改善までいかない」
我慢してしまうお気持ちよく分かります。
一見関係がないように思えるこれらの症状ですが
「座りっぱなし」という共通の原因があります。
長時間座っていることで腰や骨盤内の血流が悪くなり、神経の圧迫や筋肉の緊張が起こります。
この結果、坐骨神経痛が悪化し、さらに膀胱など内臓の免疫力が低下して膀胱炎を引き起こしやすくなるのです。
時間の座り仕事で
坐骨神経痛があり、最近「下腹部が張る」「トイレが近い」と感じる方
膀胱炎をお持ちで、最近「お尻のこわばり」「下半身のシビレ」を感じる方
実は、年末の寒くなってきたこの時期、同じような症状に悩む方が非常に多いのです。
そして何よりも重要なのは、気づいた今こそ、対策を始めるタイミングです。
「仕事が忙しい」「余裕がない」
よくわかります。年末も差し迫るとなかなか時間が取れなくなります。
そこで、簡単に1分で出来る改善ツボケアをお伝えします。
もっと快適な日常を取り戻しませんか?
もし少しでも改善したいと思われるなら是非最後までお読みください。
坐骨神経痛とは?
坐骨神経痛は、腰からお尻そして下半身にかけて伸びる坐骨神経が刺激されたり圧迫されたりすることで引き起こされる神経痛です。
坐骨神経痛の原因として、腰椎ヘルニアや脊柱管狭窄症で神経が圧迫する。
お尻の筋肉(梨状筋)などの緊張が坐骨神経を圧迫する。
姿勢が悪くなり、歪みから坐骨神経を刺激する。ことが言われています。
膀胱炎とは?
膀胱炎は、膀胱内で細菌が増殖して炎症を引き起こす病気です。
症状は、排尿時の痛み、下腹部の張り感、トイレが近い、など女性に多くみられます。
特に、座りっぱなしでトイレを我慢する、水分が取れないお仕事では、尿の流れが悪くなり免疫機能がうまく働かず細菌が繁殖しやすくなります。
「座りっぱなし」という共通の原因が引き起こすこと
姿勢の悪化と腰や骨盤の筋肉や関節の緊張
デスクワーク中の身体の歪みは、腰椎や骨盤に負担をかけます。この歪みが坐骨神経痛を誘発するだけでなく、内臓を圧迫し、動きが悪くなることで膀胱炎を引き起こす一因にもなります。
また、筋肉が緊張し硬くなり坐骨神経を圧迫し、痛みやしびれを引き起こします。
また、同様に膀胱を圧迫して排尿機能にも影響を与えます。
腰や骨盤周辺の血流低下
座りっぱなしで骨盤の動きが制限されると、血流が滞ります。
膀胱周辺の活動が低下して膀胱炎のリスクが増えます。
坐骨神経の周辺の筋肉の血行も悪くなり、坐骨神経痛が悪化することがあります。
自律神経バランスの崩れと生活習慣
仕事の忙しさから運動不足となり、ストレスや水分不足が重なることで、自律神経のバランスが崩れます。自律神経は体の自己回復力に関係するため免疫力低下により膀胱炎を誘発しやすくします。また、ストレスで筋肉が緊張し坐骨神経痛の痛みをさらに助長します。
そこで、簡単に1分で出来る改善ツボケアをお伝えします。
坐骨神経痛と膀胱炎の改善のために、ツボケアが効果的とされる理由を3つに分けて説明します。
1. 身体や骨盤のゆがみを整える
鍼灸医学では、身体の「気」「血」「水」の流れが健康の基本とされ、これが滞ることで病気や痛みが引き起こされると考えられています。特に、骨盤や脊柱のゆがみは、身体の中心となる「気」の流れを妨げ、筋肉や神経に負担をかける原因になります。
ツボケアで、筋肉や関節の緊張を和らげ、痛みが緩和されやすくなります。
筋肉がゆるむことにより神経の働きが滑らかになります。
筋肉や関節がゴリゴリの硬い消しゴムから、やわらかい消しゴムになるようなイメージです。
また、筋肉が柔らかくなると全身の血流が良くなり歪みが整います。
2:経絡の流れを整え、自律神経系の調整をする
体には「経絡(けいらく)」というエネルギーの道があり、
ツボはその道の「信号機」のようなものです。
経絡は、自律神経系(交感神経と副交感神経)のバランスを整える働きがあります。
自律神経系が整うと血流が良くなり、筋肉や関節へ酸素や栄養が行き渡ります。
そして、内臓機能を活性化し、症状の根本的な原因である身体の疲労が回復するのです。エネルギーがしっかり流れ体全体が元気になります。
バランスを崩して赤信号で渋滞していた道路が改善し、青信号の整った道を車が走りやすくなる感じです。
3:脳や全身を調整しストレスを取り除く働き
ストレスは、脳や身体を緊張させ自律神経のバランスを崩します。それは痛みや病気を引き起こす原因となります。
ツボケアは、神経系統に刺激を与えることで、脳へ信号が伝わっていくことが科学的に証明されています。脳内でのホルモンの分泌に影響を与え、体内のホルモンバランスを整え、心身を健康にします。ストレスを取り除くことで免疫機能が回復し膀胱炎を引き起こす細菌に対する抵抗力が高まります。
また、ツボケアは知覚神経を通して痛みの感じ方にも影響を与えることが知られています。「ゲートコントロール理論」というメカニズムが働きます。痛みの信号が神経を通じて脳に届く前に、ツボケアの信号が先に脳に伝わります。
その為に、痛みの信号が感じにくくなり痛みの軽減が期待できるのです。
痛めた所に手を当てて擦るのと同じ現象です。
脳のストレスを解消することが、筋肉の緊張を緩和し、神経への圧迫を和らげる助けとなります。
それでは、効果的なツボを3つご紹介します。
同じ座りっぱなしという原因にアプローチすれば両方の症状が楽になる可能性があります。
また、どちらかの症状が先に良くなることで、もう片方の症状が楽になる事もありますので焦らずお試しください。
歯ブラシをご用意ください(*^^*)
先ず1つ目は【太衝(たいしょう)】
![](https://assets.st-note.com/img/1732149956-m5VvGMPQ7ZLyBFxkdai8hzIH.jpg?width=1200)
親指の骨に沿って足首方向になぞると指が止まるところがツボです
![](https://assets.st-note.com/img/1732150033-hgKWdV2AFvGoNY30uSsCmz4a.jpg?width=1200)
老廃物を除去し血行を良くします
2つ目は陰包(いんぽう)
![](https://assets.st-note.com/img/1732150115-vbsJ6Oo7Kr4EyfM5NqGDuaT0.jpg?width=1200)
膝の内側から指4本分上になります
![](https://assets.st-note.com/img/1732150184-J6GLcPK2M9YUsNrSmEzdwOBg.jpg?width=1200)
坐骨・膀胱どちらも効果的なツボです
※この陰包は、坐骨神経痛・膀胱炎の方はめちゃくちゃ痛いと思います。
最後に3つ目は環跳(かんちょう)
![](https://assets.st-note.com/img/1732150386-LkOM0lGBfKHWxriFnX7d6IN3.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1732150407-I4oTXtHmNqLrSKzuxWGsOy9p.jpg?width=1200)
おすすめです
歯ブラシで円をえがくように、1つのツボに10秒で
左右合わせて6つで1分です。
ツボは、体の「調整スイッチ」みたいなもの。
ちょっとしたケアで体が元気になります。
自分で簡単にできるので、
注意点は気持ち良くけっして無理のない強さで行ってください。左右差があってもOKです。
あまり長く刺激をするのは逆効果となります。
いががでしょうか?ツボケア前より体が温かくなっている、痛みが減っている、動きが楽になっているなど変化があればOKとなります。
これを是非、起床時に1回、お風呂上りに1回、寝る前に1回 計3回を10日間続けてみてください。
当院でも約半数の方が10日間続ける事で変化を感じて頂いています。
先ずはこのツボケアで坐骨神経痛の改善をしていただいた上で、その他のセルフケアや運動を取り入れる事でより効果的になると思いますので是非試してみてください。
ただし、症状や状態によってはツボケアだけでは間に合わない場合や、
別の原因がある事も考えられます。
もしスツボケアを続けても痛みが引かない、改善しにくい。
不安がある場合は、早めに専門の医療機関での受診や鍼灸院・整骨院の先生などに相談されて実際に治療を受けられた方が良いと思います。
私の院でも、症状や治療に関する相談はいつでも受け付けております。
皆様の健康にお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
かえで鍼灸整骨院 院長
はり師・きゅう師 柔道整復師
相馬 太志
〒860-0833
熊本県熊本市中央区平成3-15-33-102
電話096-285-8186
診療時間
平日 10:00~20:00(昼休なし)
土曜 9:00~15:00(昼休なし)
休診 日曜・祝日
施術料金(税込)
初回(カウンセリング料込) 9,800円
2回目以降 6,500円
鍼灸治療 9,800円
当院は自費専門鍼灸整骨院となります。
Noteをみてご予約された場合は初回金額より1,100円割り引きいたします
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