詩〜僕と君はその後友達になる
パレスチナの少年兵
薬で気持ち良くなってきたから
可愛い苺が欲しくなってきた
薬で気持ちよくなってきたから
テレビのボリューム下げて
コーヒー豆を熟成させる
計画停電は音楽がある場所ならどこでも行われているんだ
マイケルジャクソンのライブでバラードを歌うとき照明を落として
ライターの炎だけでヒューマニズムを照らす
レミゼラブルの映画が終わった瞬間の余韻に
暗くなるあの1秒も計画停電だ
そのダークエネルギーが僕の悲鳴を生かす"薬"なんだ
君も病院に行けよ
君も充分クレイジーだとおもうよ
君も僕も人間になってしまったんだからさ
日本人だから外国の難民孤児なんて興味ない
日本人だからパレスチナに行けば
おにぎりをあげる前に
中身なんだとおもう?
って真剣に言ってる
お腹を空かせた子供はそんなの興味なくて食べた後にその答えを言う
君だって僕を最初から理解もしないし
僕も君をまだ誤解したままさ
君は僕を可哀想な薬物クイーンだとしかまだ知らない
会話を重ねながら僕が隠してるおにぎりの中身を君が知ってくれると信じているよ
僕は確かに薬を飲む
だがそれはトイレに流れて
今頃綺麗になった海になって
僕からの波が
パレスチナの陸地に届く頃だ
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