詩"至上の地獄
新型コロナ蔓延中
ゲームセンターのプリクラも壁紙が剥がされ密を避ける
見えるの?
見えないの?
boomするパパラッチは仮装して
羞恥心がチラチラするこのプリクラで射精する時間が好きだったのに
誰も君と私の関係なんて想像できないくせに
不潔とか勘違いとかやめてよ
体温計擦って46度になれば
ナース服のメイド達がひざまずく
そんな仮病で思い知る
"誰でもよかったわけじゃないじゃんか"
君はこうは考えられないの?
清潔なワクチン接種に至上の喝采を浴びようと
あの若い青春に射精ばかりしたプリクラの日々
産まれたての誕生日と等しく遺影の写真にするつもりだった
ただひとつだけの僕らの死の世界だったと。
あぁ死は美しいものだと信じてた
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