68. Windows Apps の音声 AI を試す
はじめに
前回の最後で、音は一旦終わりと書きましたが、もう一つネタがあったことを思い出し、今回も音関連のトピックを続けることにします。
Universal Windows Apps の音声認識 AI
二つ前の記事では、Microsoft Azure(クラウドサービス)が提供する音声用 AI を使いました。有料サービスなので従量課金でコストがかかります。コストがかかること自体は、やりたいことが実現することによるメリットとのバランスなので、問題はありませんが、Windows Apps 向けに提供されている音声用 AI を使えば、追加のコストなしに音声認識が可能です。
音声操作 - Windows apps | Microsoft Learn
が技術情報です。今回はこれを試すことにします。
What is "Universal Windows Apps"
音声 AI を試す前に、”Windows Apps”ってなんですの、という質問について回答しておくことにします。日本語による正式なネーミングは、”Windows アプリケーション” らしいです。最新の説明のとっかかりは、
ここから始める - Windows アプリを開発する準備をする - Windows apps | Microsoft Learn
なんですかね。多分。このマガジンでは、Windows PC 上でサンプルを動かすときには、WPF(Windows Presentation Foundation)を使ったデスクトップアプリの形式を主に使ってきました。Windows Apps は GUI ウィンドウを XAML で記述するのは同じ(ただし微妙に違う)ですが、利用する API セットは、WPF が .NET Framework であるのに対し、UWP(Universal Windows Platform) API を使います。
皆さんご存じの通り?マイクロソフトは、Windows 3.1(1.0もありましたが)の時代からかれこれ40年ぐらい、Windows PC 上で動く GUI アプリを動かすための仕組みを提供してきました。出現してきた順に、利用する API セットと、GUI フレームワークを並べると
※ Visual Basic ファンの皆さんごめんなさい。C++、C# のみに絞りました
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