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24. Ubuntu のネットワーク環境設定
はじめに
今回は、IoT Edge の階層接続のテストを行うための準備として、Ubuntu のインターネット接続に加えて、Lenovo M70q 上で動く IoT Edge に子供のデバイスとして接続する IoT Edge デバイスや IoT デバイス用のローカルネット接続用の環境をセットアップします。
ローカルネット環境の設定
具体的には、

のように、有線 LAN アダプタを Switching Hub に接続し、ローカルネットワークを構成することにします。インターネットへの接続は、Wi-Fi、有線 LAN のどちらか一系統で十分なのですが、私のネットワーク環境が有線接続と Wi-Fi 接続とでネットワークが異なり、有線 LAN でリモート接続する開発実験用のデスクトップ PC と Wi-Fi 接続するノート PC からのリモート接続が可能な様に敢えて二系統にしています。また、Lenovo M70q は有線 LAN のポートしかなく、Wi-Fi はデフォルトでは装備されておらず、USB Wi-Fi ドングルが別途必要になります。こちらはドライバーの設定等必要になるので、読者への参考情報としての意味もあります。
有線 LAN アダプタ
今回使ったのは、
です。何故これを選んだかというと、「挿すだけで Ubuntu が USB LAN アダプターを正しく認識したと確認する方法 | 僕とガジェット (gadgets-today.net)」というブログを事前に読んでいたからです。Ubuntu は USB 機器用のドライバー等の事前インストールが少なく、設定するのがめんどくさそうだった(苦笑)ので、実績のあるものを選んだ次第。
実際に、このアダプタを USB で挿入して、nmcli コマンドを試してみると、
egeorge@kae-ubuntux64:~$ nmcli d
DEVICE TYPE STATE CONNECTION
eno1 ethernet connected Wired connection 1
enx04ab18fc3508 ethernet unavailable --
lo loopback unmanaged --
と、無事認識。ちなみに、”eno1”が元々 Lenovo M70q に装備されたイーサネットポートで、”enx04ab18fc3508 ”が EDC-GUA3-Bです。EDC-GUA3-B にイーサネットケーブルで Switching Hub を接続した状態で、nmcli コマンドを試すと、
egeorge@kae-ubuntux64:~$ nmcli d
DEVICE TYPE STATE CONNECTION
eno1 ethernet connected Wired connection 1
enx04ab18fc3508 ethernet connecting (getting IP configuration) Wired connection 2
lo loopback unmanaged --
と、STATE が”connecting”に変りました。Switching Hub はどこにもつながっていないので、接続中になるわけです。ちなみに、nmcli は、”Network Manager Command Line Interface”です。ネット検索すると沢山技術ブログ投稿があるので、そちらを参考にしてみてください。
USB Wi-Fi ドングル
こちらは、有線 LAN アダプタの様に事前調査なく、
を、ヨドバシの店頭で見て購入。Lenovo M70q の USB ポートに挿入して電源 ON しても、認識してくれません。やっぱりね(汗と涙)
デフォルトの Ubuntuo では、対応するドライバーがインストールされていないというわけです。ネットで
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