79. .NET Multi-platform App UI を使ってみる
はじめに
これまで、IoT 機器(on Raspberry Pi)側の Web API による接続情報設定、サービス側(with Azure IoT Hub)の新規機器登録のコードを試してきました。今回は、現場の IoT 機器にアクセスしながらサービス側にアクセスして IoT 機器の接続設定を行う、スマートフォン上のアプリケーションの作成を表題の”.NET Multi-platform App UI”を使って作ることを試みます。
.NET Multi-platform App UI とは
略して、”.NET MAUI” と呼ぶようですね。私は今回初めて使います。この仕組みを使うと、Windows 上だけでなく、Android、iOS、Mac でも動く GUI 付きのアプリケーションを一つのプロジェクトで作成することができます。使用するフレームワークは、.NET Framework なので、普段使いで .NET Framework に馴染んでいるプログラマーにはありがたい技術セットです。
Linux でも動いてくれると更に便利なんですが…ぼそっ
https://learn.microsoft.com/ja-jp/dotnet/maui/what-is-maui?view=net-maui-8.0#how-net-maui-works の説明によれば、利用可能なフレームワークは、.NET Framework 6.0 以降の基本ライブラリが共通に使えて、Windows の場合は、.NET CoreCLR、iOS、Mac、Android の場合は、Mono という .NET Runtime のオープンソース(.NET CoreCLR もオープンソース)が実行環境として使われるようです。
Visual Studio 2022 でプロジェクトを作成する
さっそくプロジェクトを作ってみようということで、プロジェクトテンプレートを探すと…あれ?ない。
Visual Studio 2022 でこのタイプのプロジェクトを作成するには、以下の操作で、必要なワークロードのインストールが必要です。
”.NET マルチプラットフォームアプリ UI 開発” にチェックを入れればインストールができます。
…ってさ。。。出てこないんだけど。。。
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