4. デバイスからのデータをサービス側で受信する
はじめに
今回は、組込み機器からのデータ送信(D2C メッセージ)、Device Twins の Reported Properties 更新を、サービス側で IoT Hub を使って受信する部分を扱います。
D2C メッセージを受信する
前回の記事では、サービス側から組込み機器側にデータを、IoT Hub のエンドポイントを使って送信する方法を解説しました。組込み機器は、IoT Hub のデバイス向けのエンドポイントを使ってデータを送信します。組込み機器から IoT Hub に送られたデータもまた、IoT Hub のサービス側のエンドポイントを使って受信します。受信するロジックは、前回の記事でも紹介した、Microsoft.Azure.Devices パッケージの ServiceClient を使って簡単に記述可能です。接続に使う共有アクセスポリシー は service を使います。
前回の勢いに乗って、Visual Studio 2022 の Azure Functions プロジェクトテンプレートで作ることにします。C2D 系の Function と混在させると判り難いので、新たに別のプロジェクト(FunctionAppIoTHubD2C)を作成して試します。ソリューションエクスプローラでプロジェクトを右クリックして、”追加”→”新しい Azure 関数”を選択すると、
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