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非認知能力の伸ばし方とは

「非認知能力を伸ばすには、小学校に入る前の乳幼児期が最も効果的。」と言われるものの、じゃあ具体的にどうしたらいいの?どうして効果的ってわかるの?

幼児教育を専攻しておきながら、モヤモヤしていたときに見つけた一冊。

非認知能力とは、学力以外の能力のこと。学校のテストでは測れない性格のことを指すので、非認知能力の高さは目に見えません。でも、学力よりもこの能力のほうが重要視されていて、むしろ非認知能力がないと学力も身につかない、そんな風に考えられ注目されています。

○本の概要○

タイトル「HELPING CHILDREN SUCCEED私たちは子どもに何ができるのか

著者:ポール・タフ

訳者:高山真由美

非認知能力の具体的な内容とそれを伸ばすための具体的な方法が書いてあります。非認知能力の重要性がわかったその先の行動まで見える、すごく貴重な本です。

○まとめノート○

自分用にまとめていて、私自身にとって重要だと思ったことをメモしているので決して見やすくはないと思いますが、興味深い研究や論文がたくさん取り上げられていました。

中でも面白かったのは、"Turnaround for children"が発表した「学習のための積み木」という概念。

「積み木」なので、もちろん土台がしっかりしていないと上のほうは崩れてしまいます。つまり、「好奇心」などが育つにはその土台となる「主体性」「粘り強さ」などが必要で、さらにそのためには「自己効力感」などが必要で、さらにそのためには…と逆算できます。

そして、上にいくほど発達段階が進んでいるということなので、年齢と共に上へあがっていきます。

私はいきなり「好奇心を持つにはどういう教育をしたらよいか」を研究しようとしていましたが、このように発達段階があるとすれば好奇心のもっと前段階を調査する必要があります。

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