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スタートライン

人生に正解も間違いもない。

自分の人生を作っていく全ての選択は、今ここにいる自分にしかできない。

そして、選択した責任を取るのも自分にしかできない。

でも、今に幸せを感じることも、今の自分を好きでいることもまた、今の自分にしかできない。

そんな当たり前のことを、最近よく考えます。




最近の私の生活はというと、

実家暮らしで、タイ料理屋でのアルバイトで生計をたて、体調のメンテナンスのためにピラティスに通ったり家でやったり、心のメンテナンスの一助になってる薬をもらうために心療内科に通い、趣味はと言えば、英語の勉強を再開し始めました。

たったの4行で説明できる、シンプルな生活です。これを聞いてどう思うのかは人それぞれだと思いますが、私はまず、“今までのことを考えると信じられない生活をしているなぁ”と、思います。

1日12時間のシフトも(それは月5回くらいだけど)難なくこなせるようになったし、
ここ数ヶ月は週4、5日働けている。それでも体調を大きくは崩さずに保ててる。
体調を崩した月は休みつつも、もう直ぐ今の仕事を始めて1年になる。

仕事外の時間で何かするなんて考えられなかったのにピラティス週3とかで通えてるし、
薬まず毎日飲めてることがすごいし、病院も予約通りとは行かなくても、日を空けずに通えてるし、
おまけに英語の勉強をする余裕まである。
もちろんこれはたくさんのサポートがあって成り立っています。

世の中には、世の中が認めるスーパーマルチタスカー(勝手に今命名しました)がたくさんいるし、私の周りにもたくさんいる。すごいなあって思うし憧れるけれど、私の、私自身の物差しで私自身を測れば今私は、スーパーまではいかずともわりとマルチタスカーです。

世の中の物差しは、たぶんどの世も少し厳しめだなぁと私は思います。

どんな人が“がんばっている”、“成功している”、“幸せ”と認められるか、

少し昔の日本の世の中であれば、大企業に勤め、昇進していく人や、女性であれば結婚出産し、育児や家事をして家庭を守っている人、みたいな感じだっただろうし、

今の世の中であれば、スキルアップしながら転職してキャリアを積んだり、フリーランスになって収入を増やしたり、とにかく好きなことや自分のやりたいこと、できることをやって、やり甲斐もありかつ収入も安定してある。時間や場所に縛られない働き方、生き方をしている、とか。プライベートは、やっぱりパートナーがいたりする方が世の中的には”幸せそう“、“充実してる”
というふうにみられるのだろうなと思います。

....厳しいですね。私からしたら、幸せボーダーライン高すぎです。高杉くんです。(ちなみにあのcmお気に入りです)

私は飲食店のアルバイトを、ほぼ最低賃金で雇われてやっていますし、超歯車でライスワークやなぁって自覚があります。身体も心もまだまだ安定しているとは言い難い。恋人、パートナーもかれこれ、、、、あ、生まれてから一度もいたことありませんでした笑

それでも、いわせていただくと、、、、、
幸せ、なんですよね。

私はこれをずっと、隠さなければいけないと思っていました。

なぜなら、世の中の物差しで測れば、今の私の状態で一体全体どの辺が幸せなんだ!?と思われる方も少なくないと思っているから

完全な自立もできていなくて、親のサポートなくしてはこの生活は成り立たないから。

そして、私自身、ここで満足してしまったら現状に甘えて立ち止まってしまうのではないか、と、幸せを認めようとした時に焦りと恐怖が心に現れたからです。

あくまで今ここは私の辿り着きたいゴールなわけではありません。

ただ、

心配しながら(いっぱい心配させてごめんね..。)支えてくれて見守ってくれる家族がいて、全面的に私の味方でいてどんな状態でも心配しつつ(いっぱい心配させてごめんね..。2回目😂)応援してくれる、愛してやまない友達がいて、面白くて温かくていろんな価値観を持ったとてもカラフルな同僚たちがいて(ほんといろんな人がいます。エピソードは日々尽きません笑) 、精神面、身体の面でサポートしてくださる人たちがいる。

毎日、朝体を起こせる、仕事に行ける、仕事をし続けられる体力がある。毎月生活できるだけのお金がある、少しだけ自分に自由を与えられる時間とお金もある。
何より、自分にそれを許すことができるようになった。

これまで苦しみという感情を選択し続けてきてしまった、あるいはせざるを得なかった私にとって、もがいてここまで来れたことを思うと、あぁ、幸せだなぁと、思わざるを得ないんです。

そのことを認めた時、身体も少し、軽くなるような感覚がありました。
そのことを認めると、今の自分のことを前よりずっと好きになれました。

スキルもないし、知識もないし、経験も少ないし、愛してくれるパートナーだっていないし、世の中から見て素晴らしい仕事についているわけでもないし、長年もっていた夢を叶えたわけでもない。目を引くような容姿も持っていなければ、内面も可愛くないし(外見は、よその人がどう思うかはおいといて、自分では可愛いと思うことにしました笑笑 その方がお得です。)、モテないし....って書いてたら散々だなって思いましたが(笑)

それでも私は今の自分を丸ごと認められるし、好きだし、幸せだと感じます。

もちろん四六時中幸せを感じているような仙人(がそうなのかも知りませんが)みたいな状態なわけではありません。心配するし、焦るし、人と比べるし、落ち込むし、悲しむし、悩むし、

もう無理だって思うことだってあります。
(例えば、朝起きたての顔を鏡で見た時とか笑)

でもね、人間だからそれは当たり前のこと。
それでいいと思うんです。それでも、幸せだなぁと思う瞬間や感情を大切に大切にとっておいて、自分の中に貯蓄していくんです。

そうしていると、もう無理だってなったとき、その感情を思い出すことができる。だから今はそういうときなんだなぁって幸せを貯蓄している自分なら、もうダメだって思ってる自分を俯瞰して見てあげることができます。

ちょっとスピリチュアルめいた話になってしまったかもしれない、、スピリチュアルには詳しくありません笑 興味はあるけど。

誰を頼ってもいいし、誰を憧れてもいいし、どんな人と一緒にいても、誰かと一緒にいなくてもいいと思うんです。どんな仕事をしていたっていいし、どんな働き方をしていてもいい。働いていなくてもいい。それを今の自分が望んでいるかいないかだって、そのことをわかっているならそれでいいと思います。

こうなったら幸せ、なんじゃなくて、

幸せのボーダーラインはきっと、自分の中にしかありません。



私はやっとスタートラインに立てた、ような気がしています。いろんな考え方に触れ、心がいろんな経験をし、底に沈んだ経験もあり、迷い、葛藤し、考え続けた上でたどり着いたスタートラインです。

だからこれからたくさんしたいこともあるし、叶えられていない夢や理想もある。私も生きていていいんだ、ここにいていいんだって思える瞬間もたくさん増やしていきたいです。

正直、一時的なもので、また元に戻ってしまうんじゃないかって恐怖もあります。根本的には変わっていないし、私なんかがって思うことも。私なんかが夢を叶えられるの?って疑念を抱くこともあります。

でも、それだけ時間と思考と気力をかけてきたからこそ、自信を持って言えます。


やっぱり、そう言う不安も恐怖も疑念も感じることをひっくるめて自分が好きだし、幸せです♡(何回も言うな)


私のことをよく知っている人は、あのかえが、ついにそんなことを....!と思っているかも。(言われました実際笑)
でもね、実はここにも似たようなこと書いてました笑

過去を振り返って、過去の自分と向き合って、過去の傷と向き合って、今の自分と向き合って、これでもかーーって言うくらい悩んで、ネガティブな感情に押しつぶされそうになって。

だけど、だから、今感じている幸せは、本物だなって思えます。

今の自分を幸せだと思うこと、ダメだなぁと思う部分も含めて丸ごと好きでいること。それが、生きたい人生を生きるスタートラインなのでは?と思います。そしてそれはきっと、みんなが思っているより、私が思っていたより、難しいことじゃないと思います。

最後に、私が文章を書く理由を少し書いておきます。たくさんの人に読まれるわけじゃないし、自己満足で書いている文章ですが、この半年ほど、自分が心から納得のいく文章が書けていませんでした。自分の心の中にあるものを言葉にすることが好きで書き始めたものだけれど、公開しているものは下書きの半分にも満たないくらいです。

基本的に文章下手くそだから、最後まで書ききれないって言うのもあるんですけど(笑)それ以前に、読む人のことを気にして自分の感情に嘘をついてしまったり、想いや伝えたいことがどうしてもしっくりくる言葉にならなかったり、ネガティブばかりになってしまったり、前言ってたことと違う!みたいなことになってしまったり。
『現在地』をあげてからも、とてもたくさんの葛藤や”もう無理だ“の瞬間がありました。前言撤回というタイトルの下書きもあります(笑)

でも、それでもこうやってまた性懲りも無く文章を書いて投稿しようと思ったのは、ある大切な友人に、そんな風に思えるってかえだからできたことなんじゃない?って言ってもらえたから。隠さなければいけないと思っていた感情だったのが、私だから感じられた、私にしか言葉にできないことなんじゃないかって思えたからです。

そして、きれいごと、みたいですが

この世界にいる私みたいに苦しんだり、誰にも言えない悩みを抱えてきた人たちの中の1人の人にでもこの文章が届いて、ほんの灯火でいいから、灯りを点けられたら。共鳴したり、希望を持てたり、してくれたらいいなぁという想いがあるからです。

まあ、言うなれば下心です笑

そんな感じで、また自分のペースで、その時感じたことを、感じたままに残していけたらなと思います。

いつものことながら、こんな長い文章読んでくれる人がいるのか甚だ疑問ですが、いらっしゃったら本当にありがとう。

だいすきです!
Love you so much!
사랑해!
รักนะ!
Te amo!
(最近私がハマっている言語たちを添えて。笑)

2024/11/13

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