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文法学習は悪玉なのか?


半年以上を経過しましたが

Duolingoを始めて220日を越えました。これまでにも人生でいろいろな言語をかじってみてきており、ざっと思い起こせるだけで英語・ドイツ語・オランダ語・フランス語・イタリア語・スペイン語・ルクセンブルク語・ノルウェー語・中国語・韓国語、それに加えてDuolingoでギリシャ語・ウクライナ語を入れてみました。ちょっと触れてみただけの言語はフィンランド語にアイリッシュ語で、これは無理っぽいのですぐやめました。あと、スウェーデン語はノルウェー語との関係を知りたいのでたまにまだやってま す。随分とノルウェー語と混乱するようになってきたので、そろそろ潮時だと思っていますがw

もともと私自身が言語に対して興味があるんでしょうが、Duolingoを通しての学習は一種の実験でもあります。自分をモルモットにして検証したかったことは以下の二つです。

  1. 文字から言語を学び始めることの厄介さを体験し直してみる。

  2. このような文法解説がほぼない学習法で果たして成果が上がるのか。

1.に関しては、ギリシャ語とウクライナ語が早々にストップしてしまったことで、改めてその厄介さを理解できたわけですが・・・。

2.については未だ不明です。これは近くにいるノルウェー人やイタリア人を捕まえて 確認するしかないですが、イタリア人はともかく、ノルウェー人は流石に近所にいないです。今年も冬にノルウェーまでスキーに行く予定なので、そこで我が身を実戦投入してみますw

スペイン語はほんの少しだけ勉強しましたw


とりあえず実践していること

成果の方は不明として、とりあえず、何かに取り憑かれたように実践していること は、毎日、一時間程度学習を継続することのみです。「継続は力なり」教真性信者 す。

気がついたこと、というか、まあ予想してはいたことであありますが、Duolingoを 使った学習は文法解説というものはほぼありません。マイナー言語だと最初の方に それこそほんの少しだけ説明っぽい箇所がありましたが、イタリア語でもそうした箇所がなくなり、既に「ちゃんとした」文法解説らしきものは霧散してしまいましたね。 後でまた複雑な文法が出てきたら復活するんやろか。

で、やっていることといえば、ただただどこかで既に目にしたことがあるようなフ レーズを繰り返しているという・・・。ちょこっと言葉を変えながら、あるいは全く同じセンテンスで。まさに宗教、念仏踊りを舞っている感じです。では文法規則をどう理解するか。通常の母語を身につける過程であれば、習うより慣れろで、結果として「文法の説明はできませんが、話せます」状態になるんでしょうが、外国語ですからねえ。

今、ノルウェー語の文法規則はオランダ語やドイツ語の知識を助けに、イタリア語はフランス語の知識を頼りに理解しようとしています。単語や動詞活用を覚えたりも特にしていませんが、言語間の似ているところをとっかかりに、地味に「規則らしき何か」を刷り込んでいる状態ですw

一見、「言語のシャワーを浴びながらターゲット言語を身につけていますねえ」な てな美談に収まりそうな光景ですが、そんなに美しいものでもないです。正直、シ ワーを浴びている時間の絶対量が少なすぎます。一ヶ月に一回しかシャワーを使わ いヤツみたいなw

東欧の言語は未知の世界です


文型積み上げ式は悪玉か?

昨今流行りの語学学習法といえばタスク重視型で、いかに実践で使える言語を身につけるかということに重きが置かれているようです。DuolingoもCEFR云々なんていうメッセージが出るくらいだし、旅行やレストランでの表現をガンガン練習するので、まあそこら辺を意識はしているんでしょう。

昨今の日本語教育界隈でも文型積み上げ式が批判され、それに則った旧来の教科書を激しい調子でバッシングする空気もあります。しかし、文法を中心に据えて外国語を学んできた人たち、特に年代が上の方々からいきなり文法を取り上げるのは地図を持たないまま山道に放り込むようなものに思えます。やばいですよ、それ。それに文法分析に頭を使い、言語の違いを楽しみたい人もいるでしょう。私なんかはその手の人種ですw

ノルウェーでのスキー、楽しみです。今年はオーロラの当たり年だそうで、見れるといいなあなんて思ったりもしますが、現地で自分のノルウェー語がわかってもらえるかも実験してきます。

イタリアは・・・これまで二回訪れたことがあり「もうええわ」と思っていましたが、せっかくDuolingoを頑張っていることでもあるので、まだ行ったことのないローマぐらいは行ってやってもええわと思うようになりましたw

しかしその一方で、やっぱりノルウェー語やイタリア語の適当な文法書を探している自分がいたりします。



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