見出し画像

数学好きのためのギリシャ語講座・・・みたいなものw

文系なんですが・・・、日本語を教えながら日々の糧を得ているだけの泡沫ジジイなんですが・・・、高校時代はどちらかといえば、数学で落ちこぼれていたように思うんですが・・・、ちょっと大風呂敷にタイトルをぶち上げてみましたw。

2022年夏の旅行はギリシャ

我が家は妻の趣味ということもあって、毎年、夏には必ずどこかに旅行に出かけます。安ければ冬休みやイースター休みにも小旅行が入ります。

そんな我が家の2022年の夏の旅行はギリシャでした。それなりの値段で海で泳げて、まだ行ったことがない場所、さらには・・・これが一番難しいんですが、スーパー・バチクソ出無精の長男を連れ出せる場所である必要があり、それがギリシャであったというわけです。

まあ、私も行ったことがなかったし、歴史好きでもあったので、割と前向きに参加しました。

実際に到着してみてからですが・・・。

やっぱり言葉が全然わからない土地というのは刺激的というか、軽く恐怖感を煽られますねw。耳に入ってくる音が何の意味もなさないというのはさておき、あちこちで目に入る文字列に何のイメージも湧かないというのはちょっとした異次元感覚です。ハンガリーやスロバキアも大概でしたが、まだアルファベットを使っている分、どこかで繋がったパラレルワールド感があったりしましたw。


ギリシャ文字・・・。

妻は出発前にDuolingoで無料学習し、軽くギリシャ語でやりとりぐらいはできるようになってましたが、私はそんなまめな人じゃないのでその辺はアレですw。

さて、Air BnBに荷物を下ろして、早速、アテネの街に繰り出したんですが、埃っぽくて坂が多く、道はガタガタにひび割れ、野良猫がウロウロしているというなかなかのカオスっぷりでした。嫌いではないですw。

そして街歩きをしてそこここに目につくのがご覧のような標識(多分・・・w)。ああ、高校の時に見たことがあるような数学記号!数字以外な〜んにもわかりません。日本に来た外国人観光客の気分を味わってしまいました。

で、どの標識にもこの”ΟΔΟΣ”というのが付いてくるので、これがおそらく「『(なんたら)通り』みたいなのかな」なんて思ってみたりもしました。

ってか、まんま微分と数列やんけ!

そんな時間の中、バスを待っていた時にバス停の標識を見上げると“AKAΔHMIA”とあります。”Δ”のところをデルタだから「デ」とすればあら不思議!

「アカデミー?学校前とか?」

になりました。
(その上に”ΓΥΜΝΑΣΙΟ”(Gymnasio)=高校とあるのには今、気がついたw)

周りを見回すと、確かに目の前にはヨーロッパの中学校にありがちな、ちょっとイカれた感じの建物があります。

なるほど。

数学は役に立つんです!

そこからアテネの町はパズルの殿堂になりました。ネットで拾ったギリシャ文字のリストを手に、ひたすら解読三昧!

ウルトラホーク1号はα号、β号、γ号に分離するんだよ!
”θ”はシータだからthな!sinθ=1のとき、θ=90°だ!
”Π/π”はパイだからpな!π=3.141592•••
”Σ”はシグマだからsiかと!数列であり、ギャランΣという車があった。
”Λ/λ”はラムダだからlかと!ギャランΛという車があった。
”Ω”はオメガだからo!時計メーカーだな。数学関係ないやんw。
”Ο”はオミクロンのoかよ!紛らわし上に迷惑なやつ。
”Χ/χ”はカイだからk?カイ二乗検定な。
   ・
   ・
   ・

以上のような感じで読み解き進め、あちこちで目にする”ΟΔΟΣ”もついには「オドス」と、音と結びつきました。「街」という意味らしいです。


いやあ、数学は将来きっと役に立つ!なんてずっと騙されたような気分の人生でしたが、改めてそれが真であることを強く認識したギリシャ旅行でした。
いや、そこやないってw?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?