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クオリティ以上にこちらが見たいのは、プロ意識

最近ふと感じたことなのですが。
私は仕事をする際に、仕事の成果のクオリティの高さ以上にとても大事にしていることは、その仕事に対するプロ意識なのだなぁ、と。


先日、妹がこんなことを言ってました。

「今度、経営会議の場で発表する資料を作成しているんだけど。
すごい複雑な内容で、そのことで頭がいっぱいなんだよね。」

と。
私が送ったLINEへの返信をすることも忘れるほど、大好きな読書をしようと思っても内容が全く頭に入ってこないほど。
その仕事のことで、今、頭の中がいっぱいいっぱいの状態なのだと言います。


私は、そんな時、妹をとても誇らしく感じます。
なぜなら、普段の妹の仕事の詳細や、働きぶりは見られなくても、その発言から、仕事に対するプロ意識を感じられるからです。


また、別の機会に、今、一緒にお仕事をしている方が、一度プロジェクトを外れたい、とおっしゃったことがありました。

理由をお尋ねすると、

「期待してくれているであろうクオリティを出せてないと思うのです。もっと他に素晴らしいパフォーマンスを出せる方がいると思います。」

とのことでした。

そんな風に感じられていたことにも驚きましたが、私がその時にお伝えしたのは。

あなたには、他の人じゃ代わりのきかない素晴らしいものを持っています。
私たちのサービスのことをとても深く理解してくださっていること。
そのために学び続けてくださっていること。
どうしたらより高いクオリティが出せるかを、常に探求し続けてくださっていること。
こちら(伝える側)だけじゃなく、サービスの受け手の側の視点で物事を見てくださり、意見してくださること。
つまり、圧倒的なプロ意識があなたにはあります。
そこに、何より強い信頼を寄せています。

と。
クオリティは、経験を重ねていくことで高めていけると思いますが、その方が持ち合わせている「姿勢」のようなものは、こちら側の力じゃどうすることもできないと思うんですよね。
上司と部下、先輩と後輩、と言う間柄でもない限りは。

その方とは、この先もご一緒にお仕事を続けることで合意できました。
とても嬉しいことです。


逆に、知人の方にお仕事をお願いした際、ガッカリしたこともありました。
デザインのクオリティ云々ではなく、「ただ言われたことを、形にした」という風に感じられてしまったからです。
驚きや感動が全く起きなかったんです。

日頃親しくしている知人に対してフィードバックをすることは、こちらも勇気が入ります。

その方との関係性を壊したくない…
という思いがあるからです。

でも、ここで遠慮したり妥協していては、お互いに失うこともきっととても多い。
私の中には、モヤモヤ感が残り、今後その人に仕事を依頼しようと思わなくなる。
相手の方にとっても、「仕事の進め方、姿勢、クオリティ…これでOKなのだ」と思うことで、改善をしよう、もっと良くしようと思わず、ひょっとしたら私のみならず、仕事関係者からも信頼を失うことにつながるかもしれない。

お互いに足を引っ張り合うことになります。
なので、その方へしっかりと辛口フィードバックをさせていただきました。
その際、その仕事に対するこちらの思い、期待する結果も改めてしっかりと理解してもらいたいと思ってお話ししました。

・・・・・・・

プロ意識とは…
その仕事に対して誇りを持っているか
好きだと思えているか
それらを踏まえて、エネルギーを注いでいるか

なのだと、私は思います。

そのプロ意識が、相手を感動させたり、刺激を与えたりするのだと思うんです。

私への戒めとしても、今日は書いてみました。

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