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「だりぃやって」から「ぼくやりたい」にかわった

こんにちは&おはようございます。真空です。真空キッズはなにをやるのも某たまごキャラクター宜しく全くやる気がありません。とくに朝なんて(笑)「だりぃやって」が習慣化し、自分でお支度なんてできない状態でした。

3才ときです。保育園の先生からこんなお話をされたんです。

「真空キッズくんなんですけどね。朝の準備ができなくて、周りが遊んでいるのに混ざりたくなるようでして…。」

朝早く来ることはできますか?

真空さんはビックリしました。真空キッズとの朝の戦争で、いつも朝はギリギリ。9:00までだと思っていたのでまさかの提案です。

「真空キッズくんは朝の準備のために保育者が一人つくので、人数が増えたら大変です」

知りませんでした。先生に手伝ってもらっていたなんて……。

「おうちではどうですか?」

そこではじめて朝の支度の全てを、自分がやっていたことに気がついたときました。

(保育園での困りごとや支援教室へ通うようになった話はこちらです。)


とりあえず声かけてやらせてみよう

一念発起!自分でやるのも大切なんだと声かけます。朝は1時間早く起きて声かけして、一緒に入れました。

ものの場所がわかるようにシールを貼ってみたのもこの頃からです。

でも、真空さんが腹立ててしまうだけでちっともやってくれませんでした。

困り果てた真空さんはカウンセラーさんに相談したんです。

ご褒美制度導入しませんか?

大層なものじゃなくてもいいんですよ。大事なのは、頑張りたいって思うことなんです。

「ものでつるんですか?」

なんかやだな(汗)真空さんは乗り気ではありませんでした。

「今、怒ってやらせているんですよね?もしかしたら、朝のお支度イヤだなって言いませんか?」

その通りです。でも、面倒なことは誰だってイヤなものじゃないですか?なに言っているのか理解できませんでした。

「子どもは大人のような総合的な学習の仕方はしません。感情との結びつきは大きくて嬉しかったり楽しかったりすることの方がよく覚えているものなんてすよ?」

そういえば、数字を数えたりアルファベットを読んだり周りに「すごいね」って誉められたときは、ものすごい食い付きだった気がします。

「特別なことはないんですよ朝のデザート果物とかヨーグルトとかいつも食べるものをただご褒美にするだけです」

とりあえず声かけて「ご褒美」をちらつかせてみた

いやいや、真空キッズはなかなか手強くてなかなかご褒美にはつられてくれませんでした。あの手この手で誘っても「ドライ」な塩対応(汗)中身はおっさんなんじゃないかと思うくらい冷たかったです。

やっぱり怒ってしまってデザートもあげないしこのままでは不味いなって思っていました。再びカウンセラーさんに相談すると……。

「うるさく言われるのが、受け付けなくなっているのかもしれませんね。子どもはシールやスタンプが好きなので表やイラストで誘ってみましょうか?」

ん?どう言うことだ?

「やることを順番に文字にしたり、絵にしたりしてみるんです。そしたら自分でやったこと目に見えるから楽しいですよ」

大人のTo Doリストいたいな?

とりあえずやることリストを作ってみた

言われたようにリュックの中身とやることを紙に書いて誘ってみました。真空キッズの大好きなパンダのスタンプ付きです。

「やることをやったら押せるよ。全部押したらご褒美にヨーグルトあげます」

はじめはイヤイヤで「だりぃ」って言っていたのですが……。大好きなヨーグルト(笑)しぶしぶやり始めました。

朝のトイレにいったらポン。薬やごはんでポンポン。だんだん調子づいた真空キッズは自分からおしぼりやハンカチをカバンにいれ始めました。

「できた!」

怒らず朝の支度を終わられたのはこの日がはじめてでした。

もちろん、いまだに頑張れない日はあります。でも、最近気がついたんです。時々お支度シートを忘れて声かけで済ましていたら、自分から戸棚を開けてシートを出しています。

まぁ、ご褒美欲しさかもしれませんけどね。でも、1年前の「だりぃ」って言ってたちっちゃなおっさんに比べたら愛らしいものです。

4才になった真空キッズは保育園で、ひとりで準備ができるようになりました。今は出掛けたとたんのおトイレで遅刻ギリギリの真空キッズ(笑)

いつになったら、ほどよい時間帯の登園ができるのやら(笑)

みんなのギャラリーからかわいらしいねこさんを選びました。可愛いな癒されます。


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門田 真空【かどた まそら】
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