真空さん2人目ほしい
このお話しは少し悲しいお話しです。きっと、読みたくない方もいるでしょうから事前にお知らせします。
実は真空さん。こんなに騒ぎを起こすのに、2人目がほしくてたまりませんでした。
きょうだいが遊んでいる様子を眺めていたい、ケンカしても離れない人間関係の絆を作ってあげたかったんです。
真空さんの家族は猛反対(笑)
あんな大騒ぎの乳幼児を過ごしておいてまだほしいの?母の鋭いひと言にも全くめげていませんでした。
そして、待望の2人目真空さんは不安と喜びに小躍りしたことを今でも覚えています。
でも、神様はとっても意地悪でした。
心拍が確認できて、母子手帳をもらいに行ったすぐあとの検診での出来事です。
いつもすぐに、「はい、終わりましたよ」っていう先生が何度も何度もお腹の周りを調べます。
そして、静かに心拍が停止したことを告げられたのです。涙が止まりませんでした。
なんでだろうなんでだろう。頭にいっぱいのはてなと、2才になる真空キッズの顔が思い浮かびます。
つわりがひどい真空さんはかなり早くから、真空キッズにきょうだいができることを話していました。お兄ちゃんがほしいと泣いた真空キッズに、じゃああなたがほしいお兄ちゃんになってねと笑いながら話したことを今でも思い出します。
そして、その後。真空さんは旦那さんとたくさん話しました。
どうする?2人目
再び頑張ろうと話していましたが、旦那さんは仕事が忙しい。用事がある。疲れたと相手をしてくれなくなりました。
原因は、真空さんが流産を受け入れられなかったからです。旦那さんは心を壊した真空さんが再び頑張ろうとしてまた流産したらと怖くなったとあとになって教えてくれました。
でも
真空さんが感じたのは、母として女としての魅力の低下でした。
だって世の中にはたくさんのママたちが経験したことがあるものなのです。
真空さんの悲しい話をわかるよっていってくれた人はたくさんいた。
気まずい話を堂々としてしまう真空さんのデリカシーはこの際置いておいて、それでもこのときは前を向いていたんです。
でも、大丈夫。心配しないで。優しく言ってくれていても、内心はわからない。旦那さんや周りの人の様子を疑うようになったのもころころからです。
そして、真空さんは誰も信用できなくなり、ある日突然。保育園のお迎えが怖くなりました。
うつ病になりやすい傾向がある
発達障がいには、うつ病になりやすい特徴があるのだとカウンセラーさんから教えてもらいました。
きっと、この頃の真空さんはうつ病を発症していたのかもしれません。
もちろん、発達障がいがなくたって心が不安定になる案件ですからね。
話をしなければ乗り切れない
大事な話です。子どもは冗談ではなくふたりが協力するもの。どちらか片方の意見だけを通すなんて、もってのほかです。真空さんたちは夫婦の危機を乗り切れないもろい部分があることが露呈した瞬間でもありました。
真空さんは、旦那さんだけではなく、プロの力をかりることで自分の足りない部分を補うことにしました。
真空さんがもっと健康で若かったなら、あるいは希望通り2人目が望めたかもしれません。
たまに真空キッズに言われるんです。
「お母さん、僕のきょうだいはいつ生まれるの?お手伝いするよ?」
ごめんね。
真空さんは今でも月に一回お寺に出掛けます。真空さんには小さな天使が、そばにいるからです。
真空さんは迎えにいけないけど、きっと。きっと、あなたなら大丈夫。
ステキなご縁に恵まれます。
そして、どこかで真空さんと出会ってくれることを心から待ち望んでいます。
できたら仲の良い お友達として
それではまたどこかの記事でお会いしましょう