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ツイ廃むきエディタ、Ulysses

noteが続いています。

ブログでもなんでもこれだけ継続できてるのはすごく久しぶり。
note自体のUIがすごく使いやすい、反応が可視化されやすい、というのもあるんですが、なによりUlyssesに出会えたことが最大の転換点だと感じます。

ポメラに希望を抱きつつ、エディタジプシーだった

昨年夏から長年のwindowsからmacに乗り換えました。それまではどのエディタもこのエディタもしっくり来ずにいろいろと渡り歩きました。

Googleドキュメントはもちろん、iPadも持っていたため、アプリでは縦式、TateEditor、PCでのIndesign直書きなども試したことがあります。あとgmailで執筆してた時期もある。

が、もうほんと、文章は書けるけどエディタがなんかいやなかんじがして効率が落ちてるなーというのを感じてました。

その中で希望の星だったのがPomeraです。あの作家もこの作家も「ポメラ最高」「ポメラなしでは執筆できない」と言っており、わたしもきっとポメラと和解さえできれば……と、初代DM20、DM100、DM200、DM30と毎回渡り歩いてきました。

でも正直、あんまり利点感じられなかったんですよね……

私は長期の見渡しができない性質なので、いつも直感で文章の長さを把握しながら書いてます。なのでけっこう前の章とか前の段落とかに戻るし、入れ替えたりもする。けどポメラはそれができない。(アウトラインとか2窓とかはあるけども操作が難しい)

とはいえPCで書くのもハマらないししんどみがあるし。

思い切ってポメラ処分

というところでmacに乗り換えて、あ、Apple製品てやっぱめちゃくちゃテキスト打ちやすいな……というかwinの文字とスクロールの感覚、画面の輝度、テキスト入力に向いてないなさては? と気づき、ポメラへの憧れを捨ててiPadでやることに決めました。4台使ってきてハマってないならもう無理やろこれ。いやもっと早く気づけって話ですけど、信仰心みたいなものがあったから……DM100で親指シフトまで覚えてたから……

結局ガジェットとしての良さしか得られなかった

腰を据えてアウトライナーを探したら案外すぐ見つかった、彼の名はUlysses

iPadでやるぞと決めてスマートキーボードも確保、さあ執筆アプリが合わなかったから逆に考えてアウトラインエディタだな、といくつかアプリを試しました。

アウトラインエディタ、という名前でApp Storeを探すと本当にアウトラインそのものだけを扱うアプリばかりひっかかって、情報管理とかマインドマップをリスト的に扱うものとかばかりでした。

私の探しているのは文章の構造化ができて入れ替えが用意、構造化はいくらでも入れ子ができて分割、編集、差し替え、入れ替えが簡単にできるものです。

今思うとシステム手帳のリフィル的に段落を扱えるもの。

このタイプが意外と見つからなくて見つからなくて、でも私はIT技術者でありIT技術者の実力の6割くらいは検索力にあるので、検索して検索してようやく見つけました。求める要件にばっちりのやつ。Ulyssesです。

タイトル回収なんですけど、「短文の積み重ね」による文章がすごく書きやすいんですよ。
たぶんこれが私にとって一線を画すところです。

Ulyssesのいいところ

Ulyssesのいいところいっぱいあるので箇条書きにします。

iPadとMacbookの行き来がしやすい

iPad版とMac版が同じアカウントで使えるので、iPhoneとiPadとmacで同じテキストを扱えます。クラウドファイル最高。

縦書き系エディタは意外とクラウド対応してなかったり、ちょっと手間かかったりします。

グループとシートの管理で、フォルダ分類もできるし要素ごとの入れ替えができる

これがほんとシステム手帳!!てかんじで、実際触ったらなるほどってなるんですけど、小さい文章の塊を束にして扱うことができる、これが私には最高です。
システム手帳のリフィル一枚に一つの章を書いて、章の束を自由に並べ替えられるかんじ。リフィルのカットもつなぎ合わせもできる。

私はがっちり箱書きができない執筆スタイルなので、あとからどれだけ編集しやすいか、今まで書いてきた章がなにでどのくらいの量なのかもすぐ一覧で確認したいんですよ。それができるのが本当に、本当に、いい。

投稿済みフォルダに各記事の「グループ」、その中に段落ごとのシートという構成


文字数がすぐに換算できる

目標文字数を設定して現在の割合を求めたり、文字数がすぐに表示できたりします。縦書き系エディタ、これも案外2手間くらいかかるやつ多かったな。

ひとつのシートの文字数はもちろん、フォルダごとの文字数もわかります。

これは投稿済みnote記事フォルダの文字数。

なかなかだなあ。

仕事用メールもUlysses使ったら文面が打ちやすくなった

見出しを使った文章が書きやすい(Markdownで書いてます私は)ので、なんとなく出すのが億劫だった仕事メールも、Ulyssesで箇条書きにして整えていったらあっと言うまです。

買い物メモ、外での思いつきもUlysees使ってる

業務中に気づいたことや後で聞きたいこと、参照したサイトのURLなども全部書き留めています。おそらく他の人が使ってるメモアプリ的な用法も持ってます。

手持ちのデバイス全てと連携してるので、スマホで書き留めたこともパソコンで書き留めたこともぜんぶ他の端末からストレスなく参照できるのはほんとにすごい。

逆にUlyseesを使ってないこと

誰にも一生見せるつもりのないエッチノベル(現ジャンルでも過去ジャンルでもなく本当に私以外に需要がないやつ)はクラウド保存ができない別のエディタでiPadの中だけに閉じ込めています。そのくらいです。もう全部Ulysees。

まとめ

とりあえず作文に困ってるiPadユーザーがいたらUlysses勧めたい。winPCとだとまたちょっと使用感変わるかもだけどひとまずiClowdも一応winでも使えるし、iPhoneと連携できるだけでも通勤中とかに文章いじれてとてもいいはずです。まあ年額6000円弱なんですけど。そこが唯一のあれなんですけど。でもまあ絵描きの人たちもクリスタ課金してるじゃないですか、おあいこ(?)ですよ。
最初の二週間はトライアルできるのでその間だけでも試してみてほしいです。

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