amazon脱出計画①バリューブックス
思うところいろいろあり、amazonのプライム会員は抜けるべくいろいろ検討しています。
(kindleとkindle unlimitedは使う)
で、今回は古書編。
古書の入手をバリューブックス(ほぼ)一本に絞ると決めた
もともと積読チャンネルは楽しく拝見していたもので、あとamazonで探してる古書がバリューブックスから送られてくることが多いので、ちょっと見てみました。
そしたら「ここでほぼ揃うしここになければもういいか」と思えるようになったので、良いところのレビューなど。
なんだかリアル書店を彷徨う居心地に近い
amazonでも楽天ブックスでもブックオフオンラインでも感じたことのない、「リアル書店をうろうろ遭遇している感覚」に近しいぞ、と思ったんですよね。これなんでかな、とあとから分析してみました。
本のレビューがない/でもAI要約はあるよ
これがけっこう大きい。amazonなどだとどうしたってレビュー読むじゃないですか、もちろんいいことなんですけど。で、どうしたってレビュー読んだ時点で、自分とその本との一対一の出会い、にはならないんですよ。他者の意見を参照しての購入になる。
リアル書店だと本を手にとって、装丁や雰囲気、目次や中身をざっと見て「これかな」って買うじゃないですか。Amazonのレビューを見ることはほとんどない(ないとはいわない)。
なので、なんというか「自分がこの本をよさそうと思って買った」になるんですよね。買い物体験がなんか違う。
でも中身はざっと知りたいですよねそれはそう。そのためにAIでの要約文がついてます。
AIなので実在する人間による感想ではなく真の要約で、内容の構成を知るには最適です。レビューのような「感想」ではなく「要約」なんですよ、これがいい。
ちなみに本のタイトルで検索するとその作品要約や作者要約もAIで出ます。ジョジョ検索するとこんなかんじ。
これは私の好きな精神科医の名前で検索したとき。
AI選書もある
AIによるチャットbotが常駐しており、ふわっとした要望を投げるとおすすめ本をたくさん列挙してくれます。バリューブックスは基本的には古書を扱う書店なので、おすすめしてくれたものの在庫がないじゃんってこともまあまああるんですけど、でもそれはそれでおもしろそう〜〜ってなれるし、関連表示が、なんというかいいんですよね。どういうアルゴリズムなんだろう。
書店としての雑貨などもあり、そういう雰囲気っぽさがある
バリューブックスは書店っぽいいろんな取り組みをしてて、読み物コラムが充実してるのはそれはまあよくあるしそうかなってかんじなんですが、トップページにいろんな自社プロダクトの製品のページがあります。
こういうの、リアル書店にもありますよね、自社の読書グッズコーナー置いてたりするやつ。あの感じがある。
あとうまくいえないんですがトップページに出てくる新刊や話題書も、書店の一番目立つ売り場の面陳っぽいセレクトな気がするんですよね。これもどういう手順でやってるんだろ…… それとも読書好きが手放した新作を並べるとそうなるんだろうか。
他のEC書店だと「売れてる、話題の本」だけがトップに来るので、売り場面積はでかいけどぐっと来る本があんまり並べられてない田舎の書店みたいになりがちなのに。
リーフレットに世界観を感じる
通販した際のリーフレットに「おっ」てなりました。
届いた本を開封したらこれが入ってるんですよ、これすごくよくないですか? 読書好きに刺さるデザインをしている。読書体験を表すデザイン、分厚い紙に型抜き印刷、いい。
よくある古書店の「チラシです!!ペラペラ光沢紙にハガキサイズの長方形でやらせてもらってます! うちに本売ってね!!」みたいなやつじゃなくて、本当に、佇まいのよい間接照明多めの書店で配布されてそうなリーフレット。これはチラシではない。
世界観の提供、みたいなものに気をつけようとしている細部の力を感じる。
わたしもマグネット欲しかったな・・・(入ってなかった)
古書店に求める、話題漫画の全巻セットがある
これですよね古書店に求めてるでかいコンテンツの一つ。トップページにあります、しかも絶対にどうみてもブコフより安い。
古書店に求める、100円コーナーすらある
これ! ブックオフを彷徨う一番おもしろいコンテンツは100円コーナー(といいつつ最近は200円も多いんですが)なんですけども、バリューブックストップページには100円本コーナーすらある!
で、話題作の1巻がたくさんあるだけでなく「えっこれブックオフだと定価2400円店頭価格1800円くらいになってる文芸書なのに100円で!?」ってのもある。状態が悪いから。(そういうのはカートにあたためていると秒で失われるので急げ)
100円コーナーの品揃え、手厚いしソート、フィルタ機能も強いのでここからdigるのもおすすめ。
ライブラリ機能が本当に良い
そしてEC書店ならではの機能! ライブラリ機能! これがすごく良い!
amazonの欲しいものリストやカートの「あとで買う」とは全然違う機能です。
良いなと思った本をフォルダ別に分けて保存しておけるんですが、これがまず一覧で見た際に古書在庫があればその価格が表示される&そのままカートにinできる。
けっこう「欲しいけど今はいいかな」っていう本って価格もネックだったりすることがあるので、気になってた本が安く買える状態!しかも今だけ! となると、購入&読む動機になりますね。
そう、この一覧からワンボタンでカートに入れる仕組み、実はあんまりないかも……と思ったりして、サイト製作者のはしくれとしても学びがある機能でした。
ちなみにこのライブラリ機能、スマホで自宅の本棚の写真を撮ると背表紙から検索して一覧を作ってくれます、すごい。本のバーコード読んだりもしなくていい。
もちろん精度は完璧ではないのでところどころ別の本を提案してくるんですけども(それでも体感7、8割は合ってる気がする)、その出てきた別の本も近しいジャンルやタイトルなのでちょっと興味が出たり……
あとバリューブックスに本を売ると「売った本」フォルダのライブラリも作ってくれます、これもいいですね! 手放した本の情報がわかりやすく手軽に残る!
わたしの作ったライブラリもリンクしておきますね。
他のユーザーの公開ライブラリ見られる方法ないのかなあ。せっかく他人のライブラリ閲覧中に「このライブラリの蔵書をまるごと自分のライブラリに入れる」機能あるんだし。
他のVBいろいろ
古書店なのに、古書が売れたら出版社にも還元する、という仕組みを作っているそうです。現在は一部出版社のみなのですが、これ広がるといいですね。
あと映像作品に本の提供をしています。作中人物のお部屋に映る蔵書提供。
「読み物」ページでその一部を見ることができるんですが、「変な家」の栗原さんの自宅用に提供した本がすごい魅力的なんですよ、いろんなジャンルのオカルト古書!栗原さんぽいオカルト蔵書のセレクト!
これ一覧でライブラリとして提供してくれないかな……たぶん現物在庫もあるってことですよね……?(返却されてたなら)
あと積読チャンネルという社員の人とゆる言語学チャンネルの人でやってるyoutubeチャンネルもあって、これも良いです。チャンネルで紹介された本をバリューブックスで買うと購入者特典動画がついてきたりする。
↓おすすめ回
あとどうでもいいけどVBって言われるとバーチャルおばあちゃんのことどうしても思い出しちゃうな。
バリューブックスにもない本はメルカリで
そうはいってもバリューブックスにもないけどどうしても欲しい本っていうのは出てくるのでそういうときはメルカリです。ピンポイントで、意外とある。
そういう感じで、他にもamazon脱出のための他ECいくつか移住してるので次の記事あたりで。