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【突然、ゲーム制作の話②】

②【TYRANO BUILDER】でノベルゲームを作ってみよう。

「ゲームを作る」とひとことで言っても十人十色、思い浮かぶゲームはみんなバラバラだと思います。
私の場合は、「ゲームを作る」と言われて、平成に流行したようなADVゲーム(ノベルゲーム)が思い浮かびました。
今回は「TYRANO BUILDER(ティラノビルダー)」というノベルゲームに特化したツールを選びました。専門的な学習(プログラムの学習)ナシでゲームが制作できるソフトです。

【TYRANO BUILDER】
https://b.tyrano.jp/

△ティラノビルダーの公式サイトです。

有料版の【PRO】、私が購入したときはDLsiteで購入するのが一番安かったんですが、今(2024年5月5日)はBoothで買うのが一番安いみたいですね。
通常版は無料です。

さらに、これより機能が上(その分複雑)な「ティラノスタジオ PRO」というツールもあるのですが、こちらも【PRO】は有料、通常版は無料です。

公式サイトからインストールを完了すると「my game」というサンプルゲームが出てきます。
これを使って、チュートリアルを一通り進行することで、「背景・キャラの登録」「テキストの表示」「シーンの分岐・切り替え」が出来るようになりました。

ツールの操作画面はこんな感じ。なんだかカワイイですね。

さて、「ノベルゲームを作る」とひとことで言っても十人十色、思い浮かぶゲームはやっぱりみんなバラバラだと思います。
私がます思い浮かべたのは、こんなあらすじでした。

ある日突然蒲田にピラミッドが建ち、平和なはずの蒲田の町は宇宙人で溢れかえった。
なぜ蒲田。なぜピラミッド。なぜ宇宙人。
そこで発生した「蒲田・宇宙人連続殺人事件」。
主人公である万年ヒラ刑事こと「セン・フジハラ」と、
蒲田に派遣されてきた謎の外部職員「マリオ・グリーンリバー」は、
この事件の真相を追う事になるのだが……??

△「蒲田に星を!」のあらすじです。

ホントに「なぜ蒲田?」と思われそうですが、コレは単に私が蒲田に住んでいたことがあり、なんとなく土地勘があるのが理由です。
いいところですよ、蒲田。餃子と温泉が名物。
もしピラミッドが建ったり宇宙人が大量発生したとしても、たくましく町おこしに利用するようなパワフルさのある町です。

このあらすじから私が想像したのは「あんまり重くならない、ポップでライトなギャグシナリオ」でした。
このイメージを忘れないようにしつつ、ここからのゲーム制作を進めていきましょう。


③シナリオテキストを用意しよう。

フォーマット。なにはなくとも、フォーマット。

ここでは「ベースのシナリオ」は既に用意できているものとします。今回は自力で書いたものを用意しました。
で、それをゲームのテキストに変換していくわけですが、そこで忘れてはいけないのが「フォーマットをどうするか」です。

たとえばFGOのような、スタンダードスタイル。

こちらはFGO「幕間の物語」のワンシーン。

横画面で、画面下の定位置にサイズが変化しないメッセージウィンドウがあって。

【キャラ名】
【28文字×2行】

ゲームによってはもう少し短い文字数×3行のケースもありますが、まあ、ウィンドウ内で一度に見せる文章量は60文字以内が良さそうです。

それでは用意したシナリオを、手動でいい感じに整形します。

#マリオ・グリーンリバー
「私のことはマリオと呼んでください。でも、日本では[r]『マリオ』という名前を名乗ると、なぜか笑う人が多いですね。」

△改行も含め、このとおりに打ち込みます。

ティラノビルダーのテキストボックスにこう打ち込めば、画面ではこのように表示されます。

[r]が本文中の改行指定です。

文字量が少ないシナリオならともかく、膨大な文字量がある場合はテキストボックスにコピペする作業も大変なので、以下を参照して出来るだけコピペの手間を減らしましょう。

【ティラノビルダーに長文シナリオを一瞬で入力する方法】
https://youtu.be/JVeATGAQ1nw?si=H9Sqm2yXBBz6fXDQ

△先人の知恵ってありがたい。

また、この先色々と入力内容にメモを添えたい場合があると思います。そんな時はセミコロン( ; )以下にメモを書けば、ゲーム内には表示されません。

;コメントアウト

△何度も使う処理などは、コメントアウトで説明を添えます。

また、文字数とは別に「このゲームで扱う文章の基本ルール」も決めておきましょう。
このゲームの場合は、こんなルールにすることにしました。

1)物語は、会話劇で進めていく。
2)地の文章が必要になったときは、主人公「セン・フジハラ」のモノローグとして描く。
3)神の視点から物語を語ることはしない。


⇒次の記事では、サウンドについて説明します。

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