バスケットボール技術の動画を見る時のポイント
動画コンテンツでバスケットボール技術をたくさん目にすることができることが、当たり前の時代になりました。ちょっと前(といっても15年位前)からは比較にならないほどの情報量です。以前だと特定のコーチしか知らないような技術戦術も、とても簡単に目にすることができます。
たとえば、ベンチに入れるか入れないかの境目にいているような選手。部員の中でいうと15番目から18番目くらいの選手。おそらく一所懸命にバスケットボールの練習をしていることでしょう。人によっては戦術の動画等を見ていることもあるでしょう。
動画を見て練習をすることを決して否定するわけではない。ということを念頭に置いて読み進めてください。そういった動画はあなたよりも上手な選手も見ている可能性が多分にあるということです。同じ技術を同じように練習している可能性が多分にあるということです。
バスケットボール技術の動画を見て練習をすることだけでは、うまい人との差が縮まらないということになります。少しでも差を縮めるためにはその技術をしっかりと練習をしたうえで、どのシーン、どのタイミング、チームメイトの位置、ディフェンスの位置。そういった試合のことを想像しながら、練習する必要があります。
バスケットボール技術の動画でもきっと、「こういったシーンで使いましょう」ということを伝えていると思います。それをできるだけ自分のチームのチームメイトのことを思い浮かべながら、できるだけリアルに想像しながら、動画の情報を置き換えていきます。
簡単に手に入る情報は、ほかの選手も見ている可能性があるということをふまえた上で、さらにほんの少しでよいので、ほかの選手と違う工夫を行う習慣をつけると、きっとその分の差が縮まっていくことにつながります。