Get Better Now Seminar 2024年度 シリーズ311/19(火) 21:00〜23:00「世界でも活躍できる選手が育成年代に持つスキル」講師:鈴木 良和(株式会社ERUTLUC 代表取締役)

Get Better Now Seminar 2024年度 シリーズ3
11/19(火) 21:00〜23:00
「世界でも活躍できる選手が育成年代に持つスキル」
講師:鈴木 良和(株式会社ERUTLUC 代表取締役)

 

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世界に通用する選手になるために育成年代から必要なことはなにか
競技人口の75%は1回戦または2回戦負け
それをふまえた上でTOPに必要な技術は何か

バスケットボールは闘争的、団体闘争競技
発揮する必要なことは「技術」ではなく「影響」
影響を与えることができなければ技術があるとは言えない
「相手がこう」だから「こういうプレーをした」と答える重要性

・フィニッシュスキル
チャンス局面のチャンスが「ちょっとだけ」になる

3つのポイント
1 相手を飛ばせない
2 タイミングを合わさせない
3 手の届かないところから打つ

コンタクトすることが目的ではなく飛ばせなくなるようにコンタクトする
小中学生のうちからコンタクトして飛ばせないようにする感覚を養う
飛べなくなってるって思っても飛んでくる時がある。という経験を積むと次第に違いが分かるようになってくる

基本コンセプトはワンステップ+フェイク
工夫がないフィニッシュ=カジュアルレイアップ=闘争的ではない 

エクステンドショット
ダブルクラッチはブロックの的を絞らせない技術

工夫を3重に重ねる
飛べなくする + タイミングをずらす + 相手の手が届かないところから打つ

練習方法としては闘争のスポーツなので分解しすぎない練習を繰り返し行う
コンタクトかタイミングかどちらかというとコンタクトの練習のほうが有効
いいジャンプができなくなったりいい助走ができなくなったりする

・カウンター1on1
3つのポイント
1 トップフットを抜く
2 手を上げさせて抜く
3 地面を蹴れないタイミングで抜く

 相手を感じながら練習をすると、出ている足のほうを責めるほうが攻めやすいと、自然に学べる可能性がある
出ている足側を攻めても簡単なレイアップになるわけではないが、よいオフェンスにつながる可能性は高くなる

正確さはパワーに勝り タイミングはスピードに勝る
(コナー・マクレガー)

 手を上げようとするタイミング
シュートをキャンセルするという感覚(シュートフェイクとは表現しない)
DF ノーハンドクローズアウト
DF クイックストップクローズアウト

相手を感じてチャンスを作り出す=経験

第1段階 無意識―無能(やろうとすらしていない)
第2段階 有意識―無能(やろうとしてできない)
第3段階 有意識―有能(意識しているとできる)
第4段階 無意識―有能(意識しなくてもできる)

シュートのキャンセリングは感覚を磨く
ボールを振り下ろす重心移動
右足をネガティブステップで重心移動

ターン系の技術が入ると両手シュートはダメージが大きい
ワンハンドをするなら小学生のうちから
両手で投げれば飛距離が出るというのは幻想=距離に対して関連性が高いのは速度

フローターフィニッシュは「入ればいい」
待ち構えているディフェンスに対してはコンタクトするとかできないので有効

 DF ノーディレクション 抜かれる前提のディフェンスだとヘルプやローテーションが起こってしまう
ディレクションかけるならば角度ではなくて立つ位置で

・パス
いちばん世界で違いを感じた技術
3つのポイント
1 いつでもどこにでも出せる構え(オーバーヘッドパス)
2 レシーバーのDFがさわれないところに出す
3 コミットに対するカウンターで出す

 オーバーヘッドパスをキャンセルしてドライブ
オーバーヘッドパスに反応してくれると、手が上がった状態になってくれる

ディフェンスがなににコミットしたかを感じる
ノーコミットに対してプレーする

日本人ビッグマンのパス技術が課題
パスを探すシーンではワイプ

2on1をどう攻めるか
Pass するか score するか
相手を見てプレーする
目線と胸の方向 開いている方向に加速できる

NG 二人目が来ていることを感じない
NG パスするタイミングが早すぎる

相手がいる状態でパスをする練習をすることでしかうまくはならない
たくさんチャレンジしてたくさん失敗して、失敗経験からしかうまくならない
たくさんのパスの種類をいろいろ練習しておくと場面に応じたパスが出せるようになる

アメリカ選手のパスは速い

・アスレチックな戦い
RSBQ
受ける技術が未熟だからファウルは吹かないよ(審判目線)
大きなずれはどこにもできない
強いフィジカルコンタクトの中でプレーをすることの難しさ

 ・チームスポーツで強いということ
リーダーシップ
エース級がチームメイトを大事にしている
フォロワーシップ
いちばんダメなのは ふてくされる いじける イライラする やる気ない素ぶりを見せる
試合に出ているときだけがんばる ではダメ
観客ですら勝敗に影響を与えるのにチームメイトが一緒に闘わないということでは勝つことができない

・さいごに
相手を感じてプレーするということ、相手が嫌なことをプレーするということにつながり、相手が嫌なことをかじることができるようになると、社会で相手が嫌がることをしなくなるということにつながる

バスケットボールという競技を通じて他者を感じることができるようになれば、競技力を社会力も向上していくことができるのではないか。

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