JBA B級コーチ講習会(day3)
JBA B級コーチ講習会(day3)
スポーツパフォーマンスの向上の取り組み
トレーニングの目的とは、競技における身体の負担に対して、選手を最も安全にかつ効率的に準備すること
バスケットボール競技の身体負担の特徴
最大心拍数の70%~95%(平均85%)
インターバル
加減速の繰り返し
多方向への動き(横方向の動きが30%程度)
ジャンプ
コンタクト
状況判断
カテゴリーUP
ミニ → 中学
中学 → 高校
高校 → 大学 など
カテゴリーや環境が変わった時にその選手への練習環境、強度など活動歴のヒアリング
事前に筋力の測定
―片足スクワット
22回(2秒で立って2秒で座るペース)
―片足カーフレイズ
20回(1秒で上がって1秒で下がるペース)
など その選手の測定をしておき怪我の痛みがなくなっても筋力が戻っていない可能性を数字で納得感をつくる
怪我の公式
負担 > 耐性 = ダメージ
ダメージ > 回復力 = 怪我
怪我のリスクを下げるには 負担を↓ 耐性を↑ 回復力を↑
関節類は「モビリティ」と「スタビリティ」がある
動きやすいほうがよい 動きにくいほうがよい
安全管理―リスクマネジメント―
バスケットボールという競技は怪我が発生しやすい競技である。
運動やスポーツは“基本的には”心身に良い影響をもたらす。が心身に過度の負担がかかったり、自己のリスクがあったりする。
心停止のリスク
胸骨圧迫(心臓マッサージ)とAEDの重要性
(日本AED財団HP)
人工呼吸をするべき場面
・おぼれたとき、のどにものがつまったとき
・子ども(中学生年代程度)が倒れたとき
死戦期呼吸(しせんきこきゅう)
「死戦期」とは「死に瀕した状態」を意味します。この呼吸は特徴的で、断続的に大きく吸い込むような不規則な呼吸(あえぎ呼吸)となる場合がありますが、実際には十分なガス交換(酸素と二酸化炭素の交換)が行われていないため、生命維持にはほとんど寄与していません。医療現場では、この呼吸パターンは非常に重篤な状態を示し、緊急の処置が必要なサインとして認識されます。
胸骨圧迫のポイント
強く(体の厚みの半分(5cm以上6cmを超えない))
速く(100~120BPM)
絶え間なく
30:2(胸骨圧迫30回 → 人工呼吸2回 を繰り返す)
指導者に課せされる法的な“義務”
「過失」は事故が「予見」でき、「回避」ができたにもかかわらず事故を防げなかったという「注意(安全配慮)義務違反」。
注意義務とは「予見義務」「回避義務」「保護監督義務」「保護者への通知義務」
安全配慮義務とは「予測できる危険の排除」「指導者に注意義務を守らせる」
裁判での争点の多くは
「注意(安全配慮)義務が尽くされていたか = 事故が起こってからではなく事故が起こる前
熱中症予防
熱中症予防情報サイト(環境省)
「緊急時対応計画」「安全・危機管理マニュアル」作成とアップデート
実践講習
どうしても「ゴール設定」とその「練習内容・構造」その後の「振り返り」がうまくつなげることができない。
いちばんの弱点は「練習の状況をコントロールしきれていない」ことと思う。思った通りに動かすという意味ではなく、練習の状況に応じた適切な「Good」「Bad」の抽出をし、なにがどう良くて、なにがどう良くないのか。そのイメージのすり合わせを具体的におこなうことがわたしには非常に難しく感じる。具体的にとは、言葉で表現したとき他者にも同一のイメージがつくことだと思う。