Get Better Now Seminar 2024年度 シリーズ3 講師:髙田 真希(女子日本代表 / デンソーアイリス)
Get Better Now Seminar 2024年度 シリーズ3
11/13(水) 20:00〜22:00
「強い相手と競い合うマインドセット 〜身体的・経験的ハンディの乗り越え方〜」
講師:髙田 真希(女子日本代表 / デンソーアイリス)
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上手くなる人の共通点
向上心をもって練習。
何か挑戦したことに対しては自分が思っていた通りになるまでは継続。
言いたいことについてニュアンスを含めて読み取り汲み取ること。
試合に関しては選手の判断。やり方っていろいろある。
選択肢を与える中から選択することとともに、自分で判断することが最終的には良い選手になる可能性。
自己解決できる選手と自己解決できない選手があるのは事実。
選択肢が増えていくことによって自己解決することが研ぎ澄まされていく。
このくらいでいいかな。とかはだめ。向上心は持ち続けるのは大事。
まだまだ自分はできるな。と感じることが大切。
指導者の人も向上心を持つこと。
バスケットボールはトレンドの移り変わりは早いので変化そのものに許容的なのは非常に重要。
ずるがしこい(誉め言葉)。=要領の良さ。
そのような選手は息が長い選手が多い気がする。
駆け引きをするための準備の選択肢。ゲームは生き物。
思ったら実行する。普通は迷いが出ることが多い。
練習と違うことをするのであればその行動に対して自分で理由を持っておく。
目的を果たすために行動を柔軟にできるように知識・根拠を持っておく。
能力値は若い子のほうが高いけど、駆け引きやプレーが怖い子は少ない気がする。
違うことをすると怒られるのは怖い。だから成功させる。勝ちたい。勝つためのことはする。
スカウティングされているのは大前提なので違うことをする。それを成功させる。というマインド。
言われていることをやるのは大前提。積極的にやる。
「質問」この選手は伸びるな。うまくなるなという選手の共通点
向上心を持って取り組んでいるように見える人。負けず嫌い。
自主練習で、自分ができなかったプレー、自分が目指している理想のプレースタイルに向かって取り組んでいる選手。
自分に足りないことを理解して、そのことを克服するための練習をする人。
練習を長くすれば向上心があるように見えてしまう。練習中の強度が強い。
技術はうまくなるかもしれないけど試合に勝たせる選手ではない恐れがある。
目指している場所が一緒になるようにすり合わせが重要。
「質問」言われたことをしっかりとやる選手が減ってきた気がする。コーチの言いなりにはなってほしくないが、やることはやってほしい。
練習の量を繰り返しやって身につける。身につく速度も人それぞれ。
言ったことをやってほしいのであれば繰り返し言う根気が必要。
みんなが同じようにやっているように見えて、実際は細かいところは異なる。細かく伝えると選択肢、ちょっとしたコツで練習に変化がでてくるのではないか。
信頼関係。BELIEVE。
だれしもが無理だと思っていた金メダルを目指す。結果的には銀メダルを取った。
「信じていますか?」「信じています」自分の言葉で言うのはとても大切。
オンコートでもオフコートでも信用信頼を気付くのが大切。
根拠のない自信は大切。中身は後で日々つけていく。根拠なくても毎日を信じる。
目標が一緒だからこそ、厳しいことを言うこともある。それを理解してもらえていると感じる。
「質問」指導者の役割は何ですか。
現実的に達成できる目標を立てる。
少しでも上達させて、試合に出ることができるようにする。
一人一人の役割を明確にする。いろんなことができることが理想だが、人それぞれ。
その人ひとりひとりに合わせて、何かの技術に特化する。
できないことを求めるのではなくて、できることを求めて試合で役割を与える。
役割が分からないから自分が表現できない。それは指導者の責任。
「質問」良い指導者の条件とは。
選手を向上させる。
コミュニケーションをとることができる人。
試合に出ることができない人がほとんど。自分のことを評価されていない、見てもらえていない。と感じてしまうのはもったいない。
上手い選手を生み出すことがよい指導者とは限らない。
「質問」強い相手とやるときに考えていることは?
結果が出なくてもその過程に価値があって、そのことに気が付けた。
これくらい(練習を)やっていれば、勝つことができるだろう。という自信はあった。
その過程の価値がバスケットボール人生以外でも活かされるだろ。
一日一日を過ごした過程が満足できる前提で過ごす。
やるだけやったら、なるようになる。
楽しむしかない。
楽しむためには過程を頑張るしかない。過程を頑張るためには楽しむしかない。
相手がいる世界なので上手くいくことばかりではない。
目標設定をしっかりしておいて明確にしないと、モチベーションは保てない。
設定しておしまい。ではなく日頃から意識する。
高い目標設定をする必要はないけれど、目標に向かって信じて向かっていく。
自分がうまくなれば、自分の目標もチームの目標も、どちらの目標に近づく。
ポジションを固定する必要はない。
自分が関わる時間の中でさまざまなポジションを落とし込むのは難しい。
役割を固定する必要はないけど、さまざまなことをやりすぎると、“自分の得意なことってなんだっけ?”ってならないように。
変えられない部分を変えようとするのは無駄な努力。
長けていることを伸ばす。そこから少しずつ少しずつできることを増やしていく。
段階を踏みながら役割を明確にしていく。
派手なわかりやすいプレーができればいいな。って思うからガードしたい。
海外選手はコンタクトをとれる技術がうまい。
マインドセットでいうと、どのポジションにおいてもフィジカル、身長の違いがある。ということを理解しておくことが育成年代から必要。
技術的なことであれば、身体の使い方。どのようなことをするにしても身体の使い方が良くなければできないことが多くなる。
自分の身体を思ったように動かせる。柔軟性や体幹。そのようなことが育成年代で重要と思う。
若いとき(中学生以下)にコーディネーションをしておく。
時代の変化とともに、コミュニケーションのやり方は変化してきている。
伝えたいことは変わらない。目標に向かって必要なことは口に出している。
理不尽なことは不要だが、厳しい要求は必要。理由が必要。関係性を築いたうえで必要なことを伝える。
信頼関係を築くことが何よりも大切。
0から1の作業は大変なこと。
育成年代があるからこそカテゴリが上になると価値がある。