JBA B級コーチ講習会(day1)

JBA B級コーチ講習会(day1)

戦術が。とか、スキルが。とかそのような話ではなく、あくまでもコーチングというもののとらえ方、スムーズな育成強化、選手に対してどのように自主性とさらに主体性を持つことができるようになるのか。どのようなアプローチや声掛けをするとよいのか。ということを“考えさせられる”講習会でした。

ややもすると曖昧になっていることに対して、しっかりと区別を考えその違いを理解し、その場その場に必要なことを、選手の学びに繋げるためにコーチが“選択”できるように理解を深めていく必要を感じました。

 例えばコーチングの手法のひとつである「PUSH型とPULL型」どちらかが優れているというわけではなく、メリットとデメリットを理解しておくとスムーズに練習が進むと感じています。特に4つの手法の「TELL SELL ASK DELEGATE」の適切な使い分けは個人的な弱点だと感じました。普段の練習ではなかなか自分の中で明確に使い分けることができてない項目だと痛感しています。

 そもそも“プレイヤーに学んでもらい成長してもらうため”にコーチングを学び練習に活かすはずなのですが、普段の練習の構成する選手が当日になるまで“参加者参加人数参加者の技術習得度”が全く把握できていないまま、練習をおこなっており能動的なゴール設定を行っていないせいでもあります。(言い訳をすると、当日予定が空いたため飛び込み参加OK家庭の事情により早退OKとしているのも関係しているのだと、改めて気が付きました。)したがってゴール設定を行い練習内容について準備・精査し振り返りを行うという習慣が、ほとんど自分自身に身についていないことを痛感しています。

 Good Question to Good Answer.
良い質問からしか良い答えがでない。文字にすると当たり前に見えますが、コーチングシーンでどれくらいクリティカルな問いかけができているのか、再度十分に振り返る必要があるなと感じています。

 

練習における3つのプロセス

OPENING BODY CLOSING

練習時間の長短に関わらずしっかりとOPENING(ゴール設定の相互理解)BODY(ゴール設定に基づく練習メニューの取り組み及びゴール設定から外れていないかの確認)CLOSING(最初に設定したゴールとの差分の共有)といったストーリーを紡げるような構成が重要となるのだと思い知らされました。

この習慣もわたしにはほとんど身についておらず、難しさを感じています。普段の練習メニューの作り方が、当日参加者に対して何を取り組みたいか。をヒアリングしたうえで練習メニューをその場で考えるという習慣になっているためかと、自己分析しています。本人たちにヒアリングするため、ゴール設定をわたしが積極的に考えていなかったなと振り返ることができています。一緒にゴール設定を共有し、振り返りができるような構成にする必要があるのだと感じました。

 そのゴール設定については
・具体的(測定可能、期限が明確、行動が明瞭である)
・チャレンジング(簡単すぎず、難しすぎない)
・ワクワク感(モチベーションがわく、達成後の変化の想像)
できる限りこの要素を丁寧に選手と共有できるように、今後はしっかりと考える必要がありそうです。

ゴールに対してどのような学びがあったのか確認するために、OPENINGとCLOSINGはしっかり繋がっていることが非常に重要なのでしっかりと構築できるようになりたいです。

 「知る」と「わかる」、「できる」と「している」の違い
知らない
 ↓ 知識の壁
知る
 ↓ 行動の壁
やってみる
 ↓ 気づきの壁
わかる
 ↓ 技術の壁
できる
 ↓ 習慣の壁
している 
やってみないとわからないし、三日坊主では身につかない。

 コーチ実践では、先述の脆弱さがもろにでて、必要な伝達ができていなかったり、練習の具体性が欠けていたりと、Good Bad Nextでいうと、結構な割合でBadで明日以降のNextの考察が必要になったと痛感しています。

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