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第2章 幼女神の祝福 第12話
第12話 あ、あれは演技じゃからなっ!
エロティアは、彼女がただの肉体を持つ女性ではなく、性と愛の女神であることを忘れていた。
彼女はアイザックとの性交中、一時的にレイラというアイザックの幼馴染の姿に変化していた。だが、姿を変えたことによって彼女自身が彼の力強さと熱意に感動することになるとは思ってもみなかった。
彼女は深呼吸をして、まだ繋がり続けているアイザックの体からゆっくりと離れた。彼女の中で蠢いていた彼の力強さが少しずつ衰えていくと、エロティア自身の体力もゆっくりと戻ってきた。
エロティアの肌が一段と白く、艶やかに輝き始める。女神としての彼女は、レイラの美しい姿から少しずつその本来の姿、幼い少女に戻っていった。その姿は美しさと純粋さを兼ね備えていた。
その姿に戻ったエロティアは、まるで人間とは思えない美しさを放っていた。その小さな体は可愛らしい純白のドレスに包まれ、長いハニーブロンドの髪が繊細な肩を覆っていた。彼女の瞳は深い碧で、その瞳の中には無限の知識と理解が宿っていた。
その細い体は、彼女が持つ無限の力と知識を隠していた。彼女の肌は透き通っており、その光沢は月光のように美しかった。
しかし、彼女の最も引き立っていた特徴はその純粋さだった。彼女は幼い少女のように見えたが、その中には古代からの知識と経験が詰まっていた。その表情にはなおも悪戯さが残っていたが、今は少々羞恥にかられているようだった。
「あ、あれは演技じゃからな。」
エロティアは、背を向けたまま、まるで風のように吹き抜けてくる声でそっと囁いた。
小さな肩が僅かに揺れ、彼女の美しい、白い背中がアイザックに向かって小さく震えていた。彼女の声は少女のように甘く、彼女が話すたびに彼女の身体から心地よい香りが漂ってきた。
彼女はアイザックに向かって起き上がり、左手を腰に当て、右手でアイザックを指さしながら、顔を真っ赤にして主張した。
「め、め、女神なんじゃぞ!あんなによがり狂ったりせんっ!!するわけはないのじゃ!」
その声は緊張と情熱で揺れ動き、その顔は照れとプライドで真っ赤になっていた。
彼女の言葉は、一見強気に聞こえるかもしれないが、その背後には彼女自身の心の中で起きている葛藤と混乱が隠されていた。
彼女の頬は深い赤色に染まっていて、まるで恥ずかしさで溢れていた。それは彼女自身にも、そしてアイザックにも証明するかのような、自分自身への確認だった。
その時、エロティアのふとももに、何かがぬるっと流れ落ちてきた。彼女はその感触に気づいて、腰を少し曲げ、股間を見つめた。
膣から溢れ出たアイザックの精液が、彼女の太ももを伝わって流れ落ちてきたのだ。ふいにアイザックと目が合ったことに気づいたエロティアは慌てて顔をそむけた。
「・・・しょうがないのじゃ。だってあんな巨根で絶倫、初めてなんじゃもの。。。」
エロティアは、自身の心の混乱を素直に口に出した。その声は小さくて、あどけない少女のようだった。
それは誰に向けられた言葉でもなく、ただ純粋に自分自身に向けた独り言だった。その言葉は静かで、しかし重みを持っていた。それは彼女がアイザックに対する深い感情を彼女自身で理解し始めている証でもあった。
一瞬の沈黙の後、エロティアはアイザックに微笑みを向け、彼の巨根に手を伸ばした。彼女の緑色の瞳は、彼の巨大な肉棒を愛おしげに見つめていた。
彼女の舌がその形状を優しくなぞり、
「ふふっ、少々しょっぱいか。じゃが見れば見るほど惚れ惚れする形をしておるのう。」
とつぶやきながら、愛おしげに舐め、最後に愛情深く口づけを落とし、彼に祝福を授けた。
それはエロティア自身が、アイザックに対する深い愛情と、彼への尊敬を伝える一つの儀式だった。
「これからわらわ、エロティアの祝福がお主を守る。性と愛の女神からの祝福、受け取るがよい。」
彼女の声は甘く、しかし力強く響いた。その瞬間、彼女の身体からは性と愛の女神の神々しいオーラが放たれ、アイザックはその全てを受け入れた。
エロティアはアイザックの顔を覗き込み、その瞳を深く見つめた。彼女の長い金色の髪が柔らかく揺れ、その緑色の瞳は、アイザックに神々しい光を向けた。
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「さあ、目覚める時間じゃ。」
と彼女は囁き、彼の前髪を優しく撫でた。
その微笑みには、無限の愛と、彼がこれから行くべき道への祝福が詰まっていた。
彼女の手は、アイザックの顔を撫でながら、自然と彼の胸に落ち、そこに心地よい圧力を与えた。その圧力は、彼に覚醒を促し、そして、彼の心にある純粋さと勇気を奮い立たせた。
「この夜はおぬしと共に過ごせて、わらわは本当に嬉しかったのじゃ。」
エロティアは優雅に立ち上がり、アイザックの顔を見つめた。彼女の美しい瞳には、深い理解と愛情が満ち溢れていた。
「わらわの言葉を忘れぬように、アイザックよ。愛とは、自身を差し出し、受け入れることじゃ。自己犠牲とは違う。それは自分自身を愛することから始まる。それがわらわ、性と愛の女神からの教えじゃ。」
彼女の言葉は深遠で、同時に甘くて、官能的でもあった。
「そしてわらわは、性と愛の女神。あらゆる愛の形を知り、そのすべてを敬うのじゃ。」
彼女の瞳は強く、深いエメラルドグリーンの光を放っていた。
「だからおぬしの心にある純粋さと愛を理解し、そして尊重しておるぞ。」
エロティアはアイザックに向かって微笑んだ。
「おぬしは、わらわの性と愛の神の加護を受け、これからの道に進むがよい。」
とエロティアは言った。その声は優しく、愛おしい。彼女の顔には母性と愛情が溢れ、その微笑みは神々しい光を放っていた。
「おぬしとの愛の交わりを、わらわは忘れん。また逢える日を楽しみにしておるぞ。おぬしの成長が楽しみでならんのじゃ。」
彼女は彼の頬を撫で、優しく微笑んだ。その言葉とともに、エロティアは彼の頬に優しく口づけを落とした。そのキスは愛と優しさに満ちており、彼を包み込むようだった。
「さて、名残惜しいがここでお別れじゃ。」
彼女は立ち上がり、アイザックに告げた。
「・・・そうそう、今夜のことは夢の中だからノーカンじゃ。まだ童貞なので安心せよ。あの愛しい娘が、おぬしを待っておろう。」
彼女の言葉は優しくて、しかし少し悪戯っぽく、女神エロティアらしさに満ちていた。アイザックはその言葉を聞いて、一瞬困惑した表情を見せたが、すぐに温かな笑顔に変わった。
エロティアは金色に輝く髪を一振りした。その動作は優雅で、その姿は女神としか形容できない美しさを放っていた。彼女の体からは性と愛の神々しい光が溢れ、その光はアイザックの全てを包み込んだ。
エロティアの姿が次第に遠くなり、彼女の金色の輝きは次第に弱まっていった。その美しい髪の毛が風に揺れ、長い白いドレスが彼女の歩みに合わせて軽やかに揺れていた。
その間彼女は振り返らず、ただ前を見つめていた。彼女の姿は、性と愛の神々しいパワーの象徴であり、その存在そのものが神聖で尊い。
「わらわの愛と祝福が、おぬしの先々の道程を照らし続けますように。」
彼女は祈るように囁いた。それはアイザックへの最後の贈り物だった。アイザックは彼女の後ろ姿を見つめ、心は愛と尊敬で満たされた。彼女が彼に残した祝福の力は、彼の心に新たな覚醒をもたらし、自信と勇気を与えていた。
やがて、エロティアの姿は完全に見えなくなり、彼女がいた場所は、ただの空間となった。しかし、その場所からはまだ、エロティアの存在感と、彼女の放っていた神々しいエネルギーが感じられた。
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その後、アイザックは再び夢の中、深く、安らかな眠りについた。彼の心は安堵感で満たされ、彼の夢はエロティアの温かさで満たされていた。
そして、朝が訪れた。アイザックは目覚め、心満ち足り、新たな力を感じた。彼の目が徐々に焦点を合わる。
ふと横を見ると、目の端にぐしょぐしょに濡れたセーラー服と三本の精巧な瓶に詰められた聖水が落ちているのを見つけた。
それは彼の夢の中で見たエロティアが着ていたのと同じものだった。彼はその服を手に取り、深く息を吸った。それは彼女の香りだった。それは彼女の愛と祝福の証だった。
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ここで「第2章 幼女神の祝福」はひと段落となり次から、「第3章 書庫にて」が開始します。
・・・なお、「夢の中で筆おろしした」と言う友人がいたら、それは童貞です。
だからノーカンです。
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