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ウクライナ復興支援チャリティーマッチ  アビスパ福岡対FCシャフタール・ドネツク戦

ずいぶん日が経ってしまいました。
昨年末の忙しさや年始に体調を崩したせいで、
このnoteを書くのが遅くなりました。

それはさておき、2023年12月18日(月)でした。
思い出の地・東京国立競技場にて、
2023年YBCルヴァン杯王者の我らがアビスパ福岡と、
ウクライナの、欧州の強豪、FCシャフタール・ドネツクが、
ウクライナ復興支援チャリティーマッチという名のもと、相対しました。


PEACE Ukraine
月曜日の夕方。
かわいいウクライナの雑貨も。
この日限定のグッズも。
買いました。
3階席は開放されてませんでした。
あの日と比べてだいぶ寂しい。

試合前

いつものJリーグと違ったのは両国の首相や外務大臣などの挨拶、
試合開催にご尽力されたという議員の紹介があったりと、
政治的な香りが多めに漂ってました。
ひとりひとりのちょっと長めの挨拶のあいだ、両選手が寒い気温の中、
立ち尽くさないといけなかったのも少し気になりました。
気温は3度くらいだったか、ピッチに登場してから10分以上
体を動かして無かったからとても寒そうに見えて。

演出はすごい。
バックスタンド側には国旗。
いきなりで驚き。
派手な演出。
連帯。
ついに坂田大樹初登場。
いくぞ。

アビスパの選手が欧州の強豪相手にどこまで通用するか。
前半はほぼベストメンバーだったというシャフタール。

豪華メンバー。

前半キックオフ

チャリティーマッチという意味合いはありましたが、
今年随分実力を高めた我々が強豪相手にどれくらい戦えるか、
というポイントも見どころでした。

私も前嶋ファンクラブ(非公認)。

0-1

先制点はあっという間、強豪シャフタール・ドネツク。7分でした。
ウクライナ代表歴のある14番ダニーロ・シカン選手に
テクニカルなヘディングシュートを決められました。

ざっくりいうとアビスパのミス。
宮大樹と田代雅也の間に入られ、
坂田大樹は体を倒しながら見送ることに。
0-1。
過密日程でコンディション良くなかったはず。

私の目を引いたのは39番ネヴェルトン選手。

NEWERTON
速過ぎ。

現地での表記はニューワートンでしたが、
たぶん読み方はネヴェルトンだと思います。
ドリブルが鋭くて脅威でした。まだ10代だとはびっくり。

田代雅也。

3バックの左に入った森山公弥がピンチの芽を刈り取る。

いいぞ公弥。

森山公弥が前半多く相対したのは右サイドバック13番、
ゴチョレイシュヴィリ選手(ジョージア代表)。
先制点もこの選手からのアーリークロスでした。

覚えておこう、ゴチョレイシュヴィリ。

森山公弥がこのレベルの体験ができたのは大きいのでは。
もちろん、俺も結構やれるぞ、という意味でも。

グルジアという呼び名からジョージアと改まってだいぶ経ちます。
左サイドのイラクリ・アザロヴィ選手も
ジョージア代表選手。

平塚悠知らがボール奪取を狙い攻撃に転じたいですが、
なかなか中盤から先にボールを運べませんでした。

左利き、平塚にも期待してます。

2024年はゴールマウスを守る坂田大樹を
博多の森のピッチで見たいです。

アビスパ過去現在ダイキ多すぎ問題。

1-1

34分にアビスパが同点。
CKの流れから中央にいた宮大樹が自分で打ったシュートは阻まれるも、
その跳ね返りを自分で頭でねじ込みます。

写真はピン甘。
追いついた。

2-1

同点から3分後の37分、
左サイドで中村駿と金森健志、亀川諒史らで崩し、
スペースで亀川からパスを受けた金森が、
ダイレクトでシュート、なんと逆転に成功しました。

チャンタケやるなあ。
強豪相手によ。
大一番に強め金森。

先制こそされたけど、
これは2023YBCルヴァン杯決勝と同じような展開じゃないかと。
欧州の強豪相手にここまできたか、我がアビスパ福岡は、と。
現地での至福感が凄かったです。

後半キックオフ

この試合直前までポルトガルにてUEFAチャンピオンズリーグを戦い、
過密日程のシャフタールドネツクは全選手を変えてきました。
アビスパも何人かの選手を(記憶がおぼろげ)。

(この画像は後半開始直後ではないです)。

後半はアビスパも攻勢を仕掛けます。
前半リードの勢いそのままに、後半投入の小田逸稀も積極的でした。

グッドスマイル。
世界レベルの空中戦も見たかった。

前嶋洋太の攻撃参加も出てきました。

ボールサイドに顔を出す事が多かった。

2-2

53分、アビスパはシャフタールドネツクに同点弾を頂きます。
左からサイドチェンジを受けた9番マリアン・シュベド選手が、
例えるならジョルディ・クルークスのように右からPエリア内に
切り込みながら左足で鋭くネットへ突き刺しました。

手数少なくアッという間。
大事な局面での速さが凄い。
メインスタンドの応援団もずっと盛り上がってました。

田邉草民登場

69分、この日を最後に現役を引退する田邉草民が登場。
キャプテンマークを金森から受け腕に巻きます。
交代時は場内を包むように大拍手が起こりました。

目に焼き付けました。
FC東京サポーターも多く見られました。
さみしいな。

好試合の中、何とかアビスパの勝利が見たい、
鶴野怜樹にその期待を膨らませました。

2024も楽しみ。
GKルドコ選手、大きかった。

見どころのひとつは右サイドに入った田中達也、
この日の田中達也は私たちが待ち望んでいた田中達也でした。

達也も楽しそうでした。
2024は期待大。
この日は出番が無かった高校生、前田一翔にも期待。

応援

試合を現地で見て良かったうちのひとつ、
後半に相手、シャフタールがボールキープをし始めた時、
いつも通りゴール裏から相手へプレッシャーを何度も掛けた事。

親善試合とはいえダラダラした感じにならなかったのは、
応援の真剣さが十分にあったから、好ゲームに繋がった要因のひとつでは、
と勝手に思ってます。とても心強かったです。

応援は続きます。
もっと多くの人に見て欲しかったな。
両チームともに攻め続けました。

試合終了

おつかれさまでした。
マリノ・プシッチ監督。
ウクライナ代表、タラス・ステパネンコ主将。
連帯。

場内一周

試合後はアビスパゴール裏にも来てくれました。
シャフタール・ドネツク、23/24UEFAチャンピオンズリーグは
強豪FCバルセロナを倒したりと決勝トーナメントにも進出してますし、
これからとても応援してます。

ありがとう。
強かったなあ。
草民ばっかり見ちゃう。
草民からも。

田邉草民がアビスパに来た2019年は監督の途中交代もあったり、
特に難しい年だったと思います。
そんな中我々をここまで導いてくれて、本当に感謝です。

田邉草民、お疲れ様でした。
今夜は良い送り出しができたと思います

ありがとう。

試合のハイライト映像。

サッカーライター・後藤健生さんの試合評を見ても、
この試合のレベルが高かったことを知れてうれしいです。
後藤さんが言ってるように、
もっと多くの人に見て欲しかった試合でもありました。

最後に

この大きなスタジアムで観客が18114人、
注目の少なさが本当にもったいない試合でした。
試合の告知が異常に少ない事が当日までSNSを中心に、
多くの場所で目にしましたが、本当にそう感じました。

ルヴァン杯を制したとはいえ、地方のクラブが年末のド平日、
東京で行うという事の難しさもありましたが、
告知を含む協力がもう少し日本サッカー協会やJリーグから
あっても良かったのでは。
この試合開催について何か双方に問題が生じていたのか、
そう勘ぐってもしまいました。

ウクライナと連帯する事、田邉草民ラストゲームなど、
心が温まる瞬間が見られた試合だっただけに、
何よりとても、とても好試合だっただけに、
観客と注目の少なさ、その事が残念な印象でありました。
(本当に一番残念だったのは、普段熱烈に応援しているホームのサポーターの多くが生で観戦できなかった事。私もメチャクチャ無理を通して試合に駆けつけました)。

ですが、あの試合の空間は内容が好ゲームだった事もあり、
幸せなものでした。
この試合のピッチ上のような、
幸せな空間がずっと続きますように。
それと共に平和を願うべく、
世の中から弾圧や戦争がなくなりますように。
ウクライナに一分一秒でも早く平和な日常が戻ってきますように。
そう願うばかりです。

そんな世の中でアビスパ福岡を応援したいし、
サッカーを楽しめるような、日々を暮らしたいです。
長くなりました。
おしまい。