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2025年アビスパ福岡と私の向き合い方、そして私信
一連のアビスパ福岡の問題、アビスパと私がどう向き合うか。
これまでと同様に人生を共に歩めるか。
はじめに、このnoteは特に近しい友達に読んでもらいたくて
書いてる所もあります。もうスタジアムには行かない、
とはっきり言いきってる友が複数いるので。
現時点では私も同じような思いを抱え、悩んでいます。
寂しい事です。そんな友への私信です。
クラブの発信を見た
2025年新監督就任
新監督就任記者会見
新体制発表会
動画の全てを見終えても、私は複雑な感情が残ったままでした。
2025年のアビスパ福岡をこれまでと同様に応援、
スタジアムへ駆けつけるのにはまだ戸惑いがあります。
認めたく無くて名前を書きたくないので新監督などと記してしまい、
いまだに顔も見るとつい目を背けてしまいます。
だけど、応援しに行く理由を探してるのも事実です。
新監督を許す方法を探してるわけでは無いけど、
既成事実となった現状に対して、
私への気持ちの落としどころが欲しいです。
クラブはそこを提示してくれないままこの今まで時は過ぎ、
例年通りに始動したチームは毎日のように報道され、
開幕へは刻々と近付いて行く。取り残されてる私。
例えばそれは、私の過去と
新監督の就任が決まり改めてあの報告書を読んで、
また拒否感を抱くのは、私自身の学生時代の部活動での、
顧問から受けたものを思い出すところもあります。
私の場合は所属していた運動部でやはりミスして暴力を受けた。
学年が上がりレギュラーメンバーに近くなってくると益々酷くなった。
暴力を受けた自分に対して「どこが・なぜ悪かった」という説明も無く、
事が起これば繰り返し。日常茶飯事。
それでも当時の私は被害を受けた程度としては少ない方だったと思う。
私より同じ仲間のほうが、むしろひどい暴力を受けていました。
ある日、悔しくて泣いてしまった私に対して顧問が言った言葉が、
「お前の方がまだましだ。あいつ(他のある部員)を見てみろ、
俺はもうあいつの事を諦めてるから手を出す事さえしない」
それを聞いてますますの理不尽さと、これから先まだ私は暴力を受けるのか、という恐怖でその部活動を程無くして辞めました。
体の調子が悪くて(この先、運動動作をするのが)難しい、
と噓をついて辞めた。同じ部員からは逃げたとも言われたり。
ただ、一番暴力の被害を受けていた仲間A君が一番引き留めてくれたのはどこか悲しかった。この事は思い出すだけでも悔しくて恥ずかしくて、当時を知らない友達にも、嫁さえにも言った事はありません。
だけど、その部活をサッと辞めた事は今思うと賢明だったように思います。
ちょっと前の日本の部活動はどこもそういう異常な行為が横行しており、
思い出すとあれは完全な暴行罪、犯罪だと思う。
私は当時の顧問の事をいまだに1ミリも許していない。
今、当時の顧問に街で会えば体の大きくなった私は胸ぐらを掴み、
殴り倒してしまうかもしれない。
今回のアビスパ福岡の取った選択に対しては
それぞれに思いはあるでしょうが、私の場合はそういう経験もあったので、
尚更許せないという思いを抱えてます。
新監督は同じような事をやってきた人ですよね。
話を戻すと
話を戻すとアビスパ福岡は創設以来、
特に2014年までの閉塞感と経営難で苦しんだ時期があっただけに、
(株)アパマンホールディングス様には助けられた思いがありましたね。
神様が来た、やっと来た、と安堵と、その時は大きな感謝をしたものです。
2015年のJ1昇格は現在の体制無くしては有り得なかった。
その当時から社長に就任した川森現会長はサポーターの前に出てくることも多く、現在でも接すると素晴らしくオープンな姿勢で、笑顔で対応してくださいます。
それに関しては対面時だけでなく、じつは私は以前アビスパの疑問点をfacebookで会長に直接、質問のメッセージ文を送った事があります(恥ずべき行為)。
多くの面識はないのに(多少はある)、いきなりこんな無礼な行為にも誠実に対応をしてくださり、感謝の念を感じた事もありました。
そんな懐の大きさを感じていたにもかかわらず、今回の事態です。
その落差にショックを大きく受けた側面もあります。
頼りにしていた方への失望。
行動でお示し
これからどうしたら私がアビスパに心が戻ってくるか。
監督就任記者会見の文字起こし、
新監督就任記者会見要約というものもありました。
川森会長は、
「当然、過去の問題については決して容認されるものではないとクラブとしては認識しております。この過去の問題に対してクラブとしてどう捉えているかという点に関しましても、過去の事実は変えることはできませんが、新体制に対してご懸念をいただいている皆様に対し、今後どのようにクラブへの信頼を持っていただけるかが大事だと考えております。」
「これからの取り組みで懸念を抱いている皆様の信頼を回復し、
行動でお示しし、ご理解をいただけるよう取り組んでいきたい」
と仰ってますが、これを書いている2025年1月12日現在では、
「行動でお示し」はまだ受け取ったとは思っていません。
この気持ちを解消できるのであれば、
行動でのお示しを一秒でも早く欲しいです。
それをまだ頂けていない今の現状は、
「パワハラしました(世の中に報じられた)」
↓
「調査報告書が出て公になりました」
↓
「JFAから処分が出ました(S級ライセンス剥奪)」
のまま。
サッカー界に戻ってきた、
S級ライセンスも再び取得した。
ましてやアビスパに来てしまった訳ですから。
彼は反省してる・処分は受けたと言われても。。。
これからピッチで行われるサッカーでの結果、成績とは別の話です。
それをクラブとしての「行動でお示し」とは受け取れないです。
新監督はピッチで一生懸命に尽力すると思う。
それに選手が「監督がおかしい」なんて声が聞こえ始めたら、
いよいよの異常事態。
だけどこの期に及んでまたそんな噂が世に上がり始めるのはもう無いと思うので(たぶん)、これから良い評判が出続けると思う。
ポジティブな声はもう聞こえるし。
そしてそれをずっと、シーズン開始まで耳にし続けると思う。
本来はとても喜ばしい話。
そこに拍手したい、信頼を置きたいのに、置けない悲しさ寂しさがある。
私の人生のアビスパなのにですよ。
長年応援を続けてきたのだから
ただ、長年アビスパと共にした身として、今後のアビスパを見ないより、
しっかり見て心に留めておく、
心に記録しておくべきかなと思って来始めました。
だんだんとそういう心持ちにシフトしてきた。
過去(2025年に)あんな事があった、というのをこの先数年後、
数十年後思い出せるように、見ておくべきかなと思う。自分は。
(2025年を見ないで)知らないけどそんな事があった「らしい」と思ってしまうのは、どこか悔しいと思う。悔しいと言う表現が的確か解らないけど、写真と同じで(心に)残しておくべきかな、と最近は思ってきました。
苦い顔をしながらですけど。
クラブはこれからどうするか
新監督就任の件を含めて、この度世間から多くの意見が
アビスパ福岡に対して上がったように見えました。
この事実と「アビスパ福岡株式会社」という組織はどう向き合いますか?
長年不思議な、なんでそんな事しちゃうの?みたいな感情を抱くことも多いアビスパ福岡に対して、いつまでも変わらない・前から全く変わらない、という思いは抱えてはいるけど、転換期には新しい評価をするべきとも思う。
たとえば、去年までは新規の客を増やそうと一生懸命で、その反面、
長く応援する人に対しては「このままでも付いてきてくれる」という甘えがあるように見えるなど、軽視しているように感じる事がありました。
そんな過去を刷新する新しいアビスパになって欲しいです。
結局は私とアビスパの問題
2025年からアビスパは変わるのか、変わっているのか、変わったのか、
少しでも変わっているなら喜ばしいと思うので、そうなるならば
そこは受け入れたい、喜びたい、という側面もあります。
憎み切れない。片思いかもしれないですけど、ファミリーのつもりなので。大好きな私のアビスパでもあるのだから。甘いですね、私も。
そうでないなら応援はしないし、お金もこれ以上一銭も落とさないだけですけど。すでにもう年間パスも、24年シーズンレビューDVDも写真集も買ってしまったわけですが。
せっかくの30周年のアビスパ福岡なんです。
心の上向き方、また以前のように心から応援できる方法、
それを探してます。
タイトルにもありますが「誰が」とか「みんな」とかを巻き込むのでなく、
「私」と「アビスパ福岡」との問題。
他人のことをとやかく言う資格は私には無い。
ただ私こそ、自分のことに対して違う価値観を無礼に押し付けられたら拒絶するタイプ。
なのであまり群れないし、それが苦手。
迷惑かけちゃうし。一人が気楽。
と言いながら気が合う人、話してて楽な人と一緒に共にする事は嬉しい。
自分自身が同調圧力に屈せず、自分で考えて思うがままに行動すればそれが正解だと思う。
だけど、その仲間が同じように悩んでいるのが心配でもあります。
と、スタジアムで仲良くなった友達への私信でもありました。
自分の心とどう折り合いを付けるか。
それはアビスパ福岡がこれからどう「行動でお示し」くださるか、
だと本当に思います。
そうじゃないと難しいですよね、現状。
現状のアビスパに向き合えて過去の事を消化できている方にとっては
まだ言ってるのかとお思いの文章でしょうが、
友達への私信でもあるのでそこはご容赦を。
友達へ
新監督への就任が現実を帯びてきた2024年最終戦のあとに、
ため息をつきながら、
「でも人生はアビスパだけじゃないよね、他にもっと時間を費やし、労力を費やし、お金を費やして得られる、楽しい事いっぱいあるしね、もうそうしよう、ね」
とみんなで言い合って別れましたよね。
俺は、とりあえず2025アビスパ福岡の事を、
心へ記憶するためにスタジアムへ行こうと思ってます。
だからあなたは、君はどうする?、
という選択を迫ってるわけでは決してないですよ。
それぞれに行く理由、行かない理由を見つけましょう。
まず一番に心の健康を取り戻すのが一番。
モヤモヤの解消を見つけよう。人生それが一番。
選択の答えより、その過程にモヤモヤするしね。
私はいるよ、この目で見とくよ、とだけお伝えします。
私とアビスパ福岡、
あなたとアビスパ福岡、それぞれ。
じゃあ、またね。