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青春生き残りゲーム(2/4-2/11)

架電家電

【告知】
コミティア151に出ます。短編小説を2本、頒布する予定です。
詳細は以下のツイートをご覧ください。

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以下、日記↓

・インコのかわいい点：おでこが張っているので、角度によってはbad boyのロゴみたいな怒った感じの目に見える

・今はもうやっていないインスタの通知が、だらだらとメールで届いている。これを止める、そして退会するには、インスタにログインしてから手続きを進めなくてはいけないらしい。アプリはとっくの昔に消してしまっている。今は付き合いのない人間たち(あんまり好きじゃなかったし、向こうも好きじゃなかったと思う)の現在を見る気にならないので、それでなんだか億劫になっている。そんなの気にせず、さっと行動すればいいだけなんだけれど。
ずっと昔、通っていた高校を辞めることになった時、上履きや荷物を回収するためだけに学校へ行ったことがある。着たくない制服を着て、自転車をのろのろと漕いだ。クラスメイトが移動教室で出払っている時間を狙って教室に忍び込み、自分の荷物を引っ掴む。廊下をこそこそ走り、昇降口から飛び出した。生ぬるい風が吹き付けるきれいに晴れた春の日で、あの時、世界で一番自分が醜い気がしていた。
インスタを消しに行くのは、それと少し似ている気がする。

・へなへなのデニッシュ生地に包まれた固めの板チョコを、まりまりと噛み締める。ホワイトデニッシュショコラは食感を嗜む食べ物だ。

・2年ぶりぐらいに会う友人たち、最近友人になってくれた人、それぞれと会う。どこに行っても、4割くらいは恋愛の話。近況を聞いて話して、また会う約束をした。飲み屋ですっかりタバコ臭くなってしまったコートを外に干す。
あまり会わない人と会って長時間会話した後、「みんな生きているし、会っていない間も生きてるんだな」としみじみ思う。それから、「会話をしたということは、他の人の記憶の中にも私が存在しているということだよな？」と、不思議な気持ちになる。私もみんなも本当にいますか？確かな証拠がない。

・お昼ご飯に、カップヌードルのシーフード味をすする。私は日清のカップヌードルを食べる時、フォークを使うようにしている。
子供の頃に読んだ「インスタントラーメンのひみつ」と言うタイトル(うろ覚え)の本の中で、フォークを使ってラーメンを食べる外国人に対して、安藤百福が衝撃を受けるシーンがあった。その外国人のラーメンを食べるさまがえらくおいしそうに見えたので、それ以来ずっと真似してフォークで食べている。
その本の中には、「カップヌードルの容器のフタは、飛行機で配られた機内食のナッツの容器に影響を受けて作られたものだ」とかどうとか、そんな開発のいきさつが書いてあった気がする。かなり楽しい本で、図書館で何度も借りたことを記憶している。

・気になる映画メモ：「ヒメアノ〜ル」

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