「カコタム」するってどんなこと?(4)スタサポ利用者インタビュー
この記事は、Kacotam × 寄付月間2024の記事です。
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認定NPO法人Kacotam(カコタム)は札幌圏を中心に活動している子どもの学習支援団体です。
広報担当がインタビューを行うシリーズの第4回、今回は利用者の声をお届けします。
ある日のスタサポ(拠点型学習支援)の活動が終わった後、利用者である小学生にお話を聞きました。
ーー今日はお疲れ様でした。いつからカコタムを利用しているか覚えていますか?
小学校低学年のときに今とは違うカコタムの拠点にいろいろ行ったけれど、コミュニケーション力がまだなくて緊張するなという気持ちが上回っちゃって。一度行くのをやめて、その数年後復活しました。
ーーそうだったんだ。今はもう慣れました?
はい。今はもう、コミュニケーション力抜群なので(笑)!
ーーそうだね(笑)!コミュニケーション力抜群になったきっかけってありますか?
いろいろなところがやってる子どもだけのイベント……みたいなのに参加する機会が多くなって。
そういうところって、友達と仲良くならないといけないから(笑)。こういう子とはこういう接し方をしよう、ということが頭の中で簡単に整理がつくようになって、大丈夫になりました。
もちろんその後カコタムで、メンバーや他の子と接したのも、少し理由にはあるかも。
ーー参加するのにもタイミングってあるもんね。よく覚えているメンバーはいますか?
最初の頃に会った女性メンバー!優しかったし、勉強がわかりやすかった。
緊張していたときに、「〜が好きなの?」って、よく観察した上で声をかけてくれたのが嬉しかったです!
ーーカコタムでは算数をよく学習してますよね。
一番苦手なので……それ以外は、まあできるかなって。一番の難点が算数なので、苦手を克服したくてカコタムに来てます。
ーー好きな漫画やアニメの話をしてくれているけれど、家族やお友達と話す内容と、カコタムの人と話す内容は違いますか?
けっこう違うかも。アニメとか、幅広くあるけれど、その中でもマニアックなアニメを知っている人がカコタムには多いから、話題にすることが多いです。家族と話すときはメジャーな、みんな知っているものしか話せないので。マニアックなところはカコタムで話しちゃう。
ーー今年は、カタチ化(やりたいをカタチにするプロジェクト)の「木皿を作りたい」も行いましたね。改めて感想を聞かせてください。
木皿を作るのっていろんな道具とか必要だから、ひとりじゃできないけれど、「カタチ化」で自分のやりたいってことができて楽しかった!
それ専門の人たちが来てくれたから安心だった(北大森林研究会に協力依頼)し、自分がやりたい!っていうことを全部やってくれたから、嬉しかったです。
ーー自分のやりたいのカタチ化だったけれど、他の子どもの参加も募集したよね。それに理由はありましたか?
木皿って、いろんな形とか色とか全部違うから、ひとりでやるよりみんなでやる方が、こういう色もあるんだ、こういうかたちもあるんだって視野が広がるかなって。それにみんなにも、木の良さを知って欲しかったから。
ーーまたやりたいことはありますか?
ハロウィンパーティー!お菓子をゲットしたいです。
ーーカコタムはあなたにとってどんな場所ですか?
自分のやりたいってことができる、自分についてがよく知れる場所。休み時間によくトランプとか、ゲームをするんだけど、コミュニケーション力も高まったり、自分の得意なことがよくわかったりします。勉強のときも、いろんな勉強ができるから、自分の「意外と得意かも!」とかを知ることができる場所だなって思います。
ーー本日はお話を聞かせてくださり、ありがとうございました!
彼女はいつもメンバーとコミュニケーションをたくさん取ってくれます。この日もインタビューににこにこと答えてくれました。
インタビューが終わった後には、「またね!」と手を振って帰宅の途につきました。
次回もまた、楽しい時間が過ごせたらいいなと思います!
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