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ここは「ラフ」な場所 | 利用者インタビュー

テラスで学習支援を利用中の子どもにインタビューを行いました。
利用者の声をお聞きください。

「テラス」とは
従来の拠点型学習支援(スタサポ)を利用できない子どもを対象に、個別訪問等で行う学習支援。
メンバーが利用家庭に訪問する個別訪問型、利用家庭の近くにある子ども食堂、施設等による小規模拠点型の形態で行っています。
その子に合った学びの場を仕立てたい」という想いを込めて、テラス(Tailor Learning place Suited for the child)という名称になっています。

  まず最初に、この学習を始めたのはいつ頃でしょうか。

もう二年半くらいやっている気がするけれど、今のメンバーの人とは一年くらい。冬は一度越しているのは確実。
たぶん、その前に別の人と話したり勉強したりしていたので、それと混ざっています。

テラスの開始までの流れ
① 関係機関を通じた依頼
② 関係機関と訪問し、利用者・保護者と面談
③ 担当メンバー決定
④ 担当メンバーと利用者顔合わせ
⑤ お試し実施
⑥ 支援開始

※別の人というのは、②の面談の際の担当者のこと。

  前の人と比べて、何か変わったなということはありましたか。

いや、人が変わったなというだけ(笑)。
あ、でも勉強する内容が変わった。国語が増えました。
あと、算数の内容も、前は割り算とかで、でも今日は小数をやったけど、あと分数とかもやりました。
月に2回、1回につき60分のうち、算数が30分、国語が30分。自分としてはちょうどいいくらい。

  普段はメンバーとどんな話をしますか。

なんだろう? ラフな感じで話しています。
本当に始めたばかりの頃は漫画とかアニメの話をしてました。あと、学習中にちょっとふざけたり(笑)。偶数がやけに多いねとか、今回は答えの数字が大きいとか。
最近は身体を動かすことに興味があるので、サッカーのこととか。

  メンバーをはじめ、Kacotamに対する印象はどうですか。

自分の中では「ラフ」という感じ。
今まで見てきた大人に比べて「ラフ」。
うーん、関わりやすい? 「同じ感じ」で話しているって感じがする。どっちかが気を遣っていると「ラフ」じゃないけど、「同じ感じ」が崩れない。もう、自分のやりたいようにやってて、気を遣ってない(笑)。

  開催場所に都合があって、変更になりました。

ちょっと遠くなったので、吹雪いたら困るなーとは思ってます。

  これからこれをやってみたい、ということはありますか。

体力づくりがしたい。走るのもいいけれど、それだけじゃ飽きちゃうかもしれないのでスポーツ形式とかで。
メンバーの人と腕相撲やジェンガ対決をしたことがあるんだけど、負けたくないって気持ちがある。
だから、今後の抱負はメンバーの人に挑戦して勝つこと。ボコボコにする(笑)。

  ありがとうございました(笑)。


話をする子どもの後ろに控えていたメンバーがファイティングポーズを取り、子どももファインティングポーズを取ってインタビューは終わりました。

また、こちらの子どもとの学習支援は、小規模拠点型で行っており、地域の施設のご協力をいただいています。深く感謝いたします。

「テラス」の利用者が拠点型学習支援(スタサポ)を利用できない背景には、場の難しさ(過去の事情により同世代の子どもがいる場が苦手、感覚過敏等で大勢が集まる場にいるのが困難など)通うことの難しさ(家族の体調により来られない、保護者の送迎が困難、公共機関で通うことが難しい、体力的に厳しいなど)があります。

今後も、学習を入り口として、いろいろなことに触れてもらえたらと考えています。
テラス事業も応援よろしくお願いいたします!

◆◇◆

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