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自分たちでつくる活動のカタチ | メンバーインタビュー
拠点型学習支援(スタサポ)のエルプラザ拠点で活動中のメンバー、ルイさんとりりちゃん。ふたりはエルプラザ拠点のコーディネーターを務めてくれています。
他拠点への参加や、他事業での活動も意欲的に取り組んでいるおふたりにお話を聞きました。
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エルプラザ拠点
Kacotamの拠点型学習支援開始当初から続く拠点。多くの子どもたちが参加しています。
この拠点の活動は、しんぐるまざあず・ふぉーらむ北海道様にご協力をいただいております。
ボランティアを始めたきっかけを教えてください。
ルイ 僕はエルプラザ拠点に子どもとして5年ほど参加していました。
その頃からボランティアとして活動してみたいという気持ちを持っていたのですが、大学合格後、コロナ禍となってしまい……半年ほど経った後、ようやく始めることができました。
今ではKacotamに子どもとして在籍した期間と、メンバーとして在籍している期間が1対1になりました(笑)。
りりちゃん 私は大学で福祉や教育の勉強をしています。
最初は学ボラ(訪問型学習支援)に参加してみたいと思ってKacotamに入り、研修でエルプラザ拠点に参加しました。
そのときにルイさんに「今回だけの参加なんですか?」と声をかけてもらって。「両方やるのってありなんですか?」と職員さんに聞いたら「もちろん!」と言っていただいたので、学ボラをやりつつ、スタサポも楽しかったので続けています。
学ボラとは
児童養護施設や母子生活支援施設など、社会的養護に関わる児童福祉施設に訪問して学習支援を行う活動。
個別訪問型と集団型があり、個別訪問型は施設等へメンバーが決まった日時に訪問し、1対1で子どもと関わります。
エルプラザ拠点はどんな拠点ですか?
ルイ 学習に集中している子どもが多い印象です。
それから、他拠点だとその地域の子どもが集まっていることが多いのですが、ここは札幌駅が近いので、いろいろなところから子どもたちが来ています。
その分子ども同士交流するというより、メンバーとの1対1の関係性が強いと思っています。
りりちゃん メンバー同士は人数が多いけれども、ミーティングなどを小グループに分けているため、話し合い時も和気あいあいとしています。
ルイさんは他拠点の学習支援にもメンバーとして参加してくれています。
ルイ やっと地元に拠点ができて思い入れがあるのと、あと近いからですね(笑)。
りりちゃん 近いの大事ですよね(笑)。
りりちゃんは学ボラやポル、テラスなど他事業にも参加しているとお聞きしています。
りりちゃん 私にとって、最初に参加した学ボラがとても大きな出会いでした。徐々に関係性が深くなっていって、自分が活動に参加する意味をとても感じることができました。なので関わる子どもを増やしたいと思い、いろいろな事業に積極的に参加しています。
お二人はエルプラザ拠点のコーディネーターもやってくれていますね。
ルイ 僕は、みんないつかコーディネーターをやるものなんだと思っていて(笑)。メンバーになって一年もしないうちにコーディネーターを始めました。
りりちゃん 私はルイさんを見てコーディネーターをやってみたいなと思っていて、「興味あります」と口にしたことがきかっけでした。去年の秋頃に子どもの数が増えたので、自分にできることがあればと思って始めました。
学業との両立はどうしていますか?
ルイ ……両立?
りりちゃん なんかきょとんとしてる(笑)!?
ルイ ボランティアはやりたくてやっているので、両立しなきゃと考えたことはなかったかも(笑)。
りりちゃん 私は自分のキャパシティを考えて、どこまでできるか調整しているかもしれません。
いろいろやっていて大変ではないですか?
ルイ 大変というか……エルプラザ拠点ではコーディネーターとして全体を見ていることが多いので、もっと1対1で深く子どもと関わりたい気持ちもあって。それで他拠点にメンバーとして行っているのもあるかもしれません。
りりちゃん 私も、学ボラ等他の活動があるからコーディネーターも楽しめているのかもと思います。
最後に、コーディネーターをやっていて良かったことや、面白かったことを聞かせてください。
りりちゃん メンバーに名前を覚えてもらえる、というのが嬉しいです!
年下のメンバーにも、趣味のことなどで声をかけてもらうことが増えました。
あと、拠点全体の雰囲気づくりですね。
お菓子を配って、子どもたちの様子や顔を見て全員と話ができます。
Kacotamは1対1の関わりを大事にしているけれど、コーディネーターをやることで来てくれている子みんなと関わる接点ができたと思います。
ルイ エルプラザ拠点ではその日誰が誰を担当するか、前回の様子の共有、子どもたちにどこに座ってもらうかなど、メンバーたちに考えてもらうところがとても多いんです。
それは、僕たちがそうした方がいいんじゃないか?と考えて変えたり、作ったりしてきたんですけれど……。
メンバーに委ねているところが多くなったけれど、自分たちが関われるところが減ったというわけではなく、自分たちで活動を作り上げている、という実感がありますね。
りりちゃん 今、コーディネーターを増やそうと考えています。どういうカタチであればより良い活動になるか、私たちと一緒に考えて、一緒にそのカタチを作ってくれる人がいたら嬉しいなと思っています!
ありがとうございました!
このインタビューはエルプラザ拠点の活動後に行いました。活動中にも全体に目を配り、来ている子どもやメンバーに積極的に声をかけていたお二人。メンバーとして、コーディネーターとして、エルプラザ拠点に協力してくれる方をぜひお待ちしています。
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