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「カコタム」するってどんなこと?(2)コーディネーターインタビュー

この記事は、Kacotam × 寄付月間2024の記事です。

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認定NPO法人Kacotam(カコタム)は札幌圏を中心に活動している子どもの学習支援団体です。

Kacotamで活動しているのはどんな人なのか、どんなことを考えているのか……ぜひ知ってもらいたい!

広報担当がインタビューを行うシリーズの第2回です。

今回はスタサポ(拠点型学習支援)の活動が終わった後、ボランティアで、スタサポ拠点のコーディネーターでもあるNさんにお話を聞きました。

ーー今日はお疲れ様でした!早速なのですが、Nさんは社会人ということで……普段は何をされていますか?

精神保健福祉士です。相談を受けるというか……本人が解決できるように話を聞いたり話したりするのが仕事です。

ーーKacotamでボランティアを始めるきっかけはなんだったんでしょうか。

学生のときに他団体で学習支援をしていました。大学の先生が授業で教育の格差についての話をされて、持っていたチラシを見せてくれたのがきっかけです。

元からKacotamの存在は知っていたのですが、去年北海道新聞の記事を見つけて、学習支援が好きだったなと思い出し連絡しました。活動歴は一年くらいです。

ーーKacotamのやりがいってなんでしょう。

教えるのが好きだし、少しでもできることを子どもが見つけてくれるのが嬉しいです。
見つけてくれる部分も人それぞれで性格が出るので、それが面白い。どうなったらわかるようになるかを、一緒に考えていくのが好きですね!

ーーNさんが活動されている拠点はどんなところでしょう?

とても落ち着いた雰囲気で、子どもたちも集中力高く取り組んでくれています。メンバーもみんな本当に良い人たちで、良い空間がつくれているんじゃないかな。
ミーティング中にみんなが同じところで笑ってくれたり、流れる空気が素敵です。

ーーNさんはコーディネーターという、主に子どもとメンバーのその日の割り当てを決める役割も担ってくれています。コーディネーターをやっていてどうですか。

そんなに「自分はコーディネーター」と思わないようにしています。フラットな感じでいようと。
ボランティアを頑張るのはいいけれど、ボランティアだからこそ、抱えこんじゃいけないなとも思っていて。
コーディネーターだからというわけではなく、できる人ができることをできるようにやればいいし、一緒に活動しているメンバーはそこに同意してくれると思います。
割り当ても今はあらかじめ決めていますが、年に数回でも、その場で決められたらいいなとか、メンバーに決めてもらってもいいなとも考えています。いろいろ、みんなの意見も聞いてみたいです。

ーーその日その場で決めている拠点もあるので、拠点のメンバーも合わせてみんなで、ベストなかたちを探っていけるといいですよね。
そういえば今日もお仕事帰りですが、仕事とボランティアとの両立のコツってありますか?

両立……できているのかな(笑)。
行ってしまえば楽しいのはわかっているのですが、今日は行くのがしんどいと感じる日も正直あります。移動時間が長いので、ラジオ聴きながら行こうとか、楽しみを見つけるようにしているかな。
コーディネーターとしては、仕事や大学との両立の相談には乗りたいって気持ちもあります。ボランティアに来ることを強制はしたくないので。

ーーちなみにボランティアをやっていて、仕事に生きたことってありますか?

めっちゃあります(笑)!
精神科のデイケアで働いていて、基本的に集団を相手にするのですが、集団の中には、やっぱりひとりひとりがいるんです。
些細な会話の中から何を考えているのか思考するんですが、いろんな感情に触れて考えるのは、仕事でもボランティアでも一緒だなと思います。

ーーお話聞いていて、お仕事でもボランティアでも感情に触れていたらNさんは疲れないのかな、なんて思ってしまったんですけど。

そこは自分の才能かもしれないです!
いろんな人に出会いたいし、何を考えているか知りたい。人間の感情に触れることが好きなのかも。

ーーなるほど、人に興味があるんですね。

そうですね。信じたいし、力になりたいと思っています。
あとは、子どものことを尊重しようと思うようになりました。子どもって、大人が自分の思い通りにしようと思えばできてしまう。けれどちゃんと感情のある人間なので、子ども扱いしてはいけない、と冷静な観点を持てるようになったと思っています。

ーーこれからKacotamでやってみたいことはありますか?

割り当てを他の人にもやってもらいたいというのと……後は、カタチ化(子どもの「やりたい」をカタチにするプロジェクト)を実現してみたいです!

ーー本日はお時間ありがとうございました!

Nさんは人に興味がある!との言葉その通りに、インタビュー中にもコミュニケーションをとってくれました。
この空気感そのままに、さらなる拠点づくりがされるはず。応援よろしくお願いします!

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