課長の本当は教えたくない音楽#1「愛されているかい?君の人生は」
日々社会の歯車として働く生産年齢人口(15歳から65歳未満)の皆さんこんにちは。
課長と申します。
皆さん息できてますか?突然役職名が出てきたことでフラッシュバック+過呼吸になっていませんか?
そういうお前はどうなんだというと、上司と客先のどちらからも罵声を浴びせられ、チベットスナギツネのような顔で日々を過ごしております。
大丈夫、俺はあなたの味方です。逆にあなたも味方してください。
そんなチベットスナギツネが現実から目をそらすため、ネットの海で海水浴をしていたところ、素晴らしい曲に出会ったので紹介させてください。
バンド名、フー・ドゥ・ユー・ラブですって。
「誰のことが好きなの?」ってすげえな、最小単位のロマンチックじゃん。俺は馬鹿だから最初「お前のこと誰が好きなん??」って意味かと思いました。英弱の粗品か?
フー・ドゥ・ユー・ラブ "愛の旅"
この曲、イントロはいたってシンプル。
ギタージャカジャカ、ベースドドドド、ドラムドドタン。
ふーん、まぁよくある爽やかバンドね、と油断していると
いきなり不安定な浮遊感のあるボーカルで一気に引き込まれる。
あれ、なんだこいつら、思ったよりも曲者だぞと思わされる。
歌詞も不穏。俺みたいな家でパソコンばかり触っていて大したイベントも友達も無い人間にこんな歌詞を聞かせたら、具体性のない焦燥感で冷や汗が出てくる。お前らもそうだろ。蔑んでんじゃねぇぞ。
冒頭で不安定・不安感を感じさせた後、
少し歌詞の毛色が変わる。
「消えていくなら歌にしよう。何もないなら出かけよう」と、隣に座って寄り添ってくれるような優しい歌詞。
歌メロも後半に行くにつれ不安定⇒安定へ。
そしてサビのこのフレーズである。
恐ろしい。あまりにもキラーフレーズ。
急に心の核、ど真ん中に向けて剛速球を投げられた気分だ。
俺なんかマジでこの歌詞が3日ほど頭に張り付いて、人生の意味について考えさせられたうえ転職を覚悟させてきたからね。
でも大丈夫。
フー・ドゥ・ユー・ラブはあなたを過呼吸にさせたいわけではない。
剛速球だと思っていたものは、その勢いであなたの背中をたたいてくれていたんだ。
ほら、ちゃんと愛の旅に誘ってくれてるぜ。なんて優しいんだろう。
大学生の時、完全に学科から浮いてたせいで卒業旅行とか全く誘われなかったあの頃の俺にも聞かせてやりたい。お前は愛の旅に出ろ。馬鹿とブスは東大に行け。
あと、アイラブユー ベイビーって歌詞。シンプルで使われがちだけどやっぱかっけえよ。ロックンロールはこの一言に集約されると思うんだ。俺。
つーか好きなところ上げてったら1番の歌詞ほぼ全部書いちゃったな。
ちなみにもう一つ好きな曲を挙げるならこれ。
ニセビートルズて。とお思いかもしれないが聞いてみてほしい。
こちらの曲も優しいフォークロックの曲調に乗せて、過ぎ去る日々の中で消えていく思い出の儚さ・美しさを歌っている。が、ニセビートルズについても話し始めると長くなるので割愛。あとは自分で聞いて自分で考えてください。
大体人の感想なんか当てにしてんじゃねぇ、映画見た後すぐTwitter(新X)でほかのやつの考察ばっかり見やがって。てめぇのハートとてめぇの言葉で語れよ。何が好きかで自分を語るやつはもういいです。知り合いの悪口言ってる時間の方が楽しいので。
以上、フー・ドゥ・ユー・ラブ "愛の旅" の紹介でした。
ほんとにどうでもいいんですけど、改めてYouTubeのコメント欄見たら
「大学内で一番小規模で一番怖いバンドサークルの雰囲気」
って書いてあって笑った。いやちょっとわかるけども。
面白かったらフォローしてください。
あとパパママ先生ガミガミおじさんにも紹介してください。
課長でした。