みれんッたらしいナイト。
出先から帰って来ると、家人が「鮎川誠さんが...」って
...の気分だった。
未練なぼくはベッドの中で、ぽろ、ぽろ、ひろい読みを始めたが、気か付くと寝入ってしまっていた。
2015年、シーナの四十九日法要の翌日、シーナの実家で誠さんへのインタビューで構成された一冊。
「私も自分の歌ったレコードを自分で聴いてみたい」っち、
シーナが、ぽつり言うたんよ。
その言葉にね、
俺、すごい素敵な夢もろたんよ。
<いないんじゃないですよね>
音楽の中にはね。
目には見えんかもしらんし、
耳にも聞こえんかもしらんけど、
感じるっちゅうことはあるんよ、
ロックちいうのは。
その感じる中にね、
みんなも、あのロックの中にシーナを感じてくれるんよ。
そんな顔しとるし、みんな言うもん。
「偉大なロックの師匠ちいうか、同士ちいうか。
ロックの心をほんとに教えてくれたのが、一番身近におる、シーナやったんよ」
2016年、丸ビルにあった本屋で見つけた。
買っといて、よかった。