友だちからの誕生日プレゼント。
フィレンツェで修行した年下の友だちとは、1994年以来の付き合いだ。
その前年にプロデュースしたイタリアンをしばらく手伝ってもらっていた。
素晴らしい腕と感性の持ち主で、NYに派遣されていたこともある。
年明けには、神戸に新規オープンする店のシェフに転身することになっていた。
1995年1月17日 5時46分。
彼が迎えられる予定だった店は倒壊。
阪神淡路大震災によって、彼の未来計画も白紙となってしまった。
不幸中の幸いと言っていいかどうか、彼はそのままシェフとしてお店を繁盛店に育て上げてくれた。
今年のプレゼントはシックで可愛い缶にはいったチョコレート。
いつも、彼自身が納得したものを贈ってくれる。
彼は、今、玉川学園の閑静なエリアでリストランテ「ミ・ディーカ」というこじんまりとして気持ちのいい、美味しいお店を経営している。
さて、家人と一日一個と決めて味わっているチョコレート。
残りが心許ない!
毎日、ご馳走様。
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