散髪の帰りに本屋さん。
大阪のくじらは残念なことでした。
せめて海原で最後が迎えられたら...
京葉線~日比谷線~千代田線と三路線乗り継いで「代々木公園駅」へ。
それでも約1時間の行程。
二カ月ぶりに友人のヘアサロンで散髪してもらった。
帰りに「代々木八幡駅」から「新宿」へ。
どこもかしこも白い囲いだらけ。
「紀伊国屋書店本店」
詩集のコーナーへ。
あまり売れない詩集。
コーナーは種類も、工夫も、面白みも無く、この国から詩や詩集が消えてなくなるのも時間の問題かなぁ、と思わせる。
家人の九十六歳になるお母さんの誕生日プレゼントを探している。
絵本のコーナーへ。
どれも、帯に短しだなぁ、と思ったら五味太郎さんがいた。
二冊かったうちの一冊がこれ『くじらだ!』。
空高く飛べる渡り鳥には見えても、人間の大人たちには見えないものがあるんだ。
すぐそばにあるのに、こんなに素敵なことも、モノにも気が付かない。
物語の村はみずうみのそば。
漁師はみずうみの魚しかしらない。
くじらなんて、てんで知らない。
でも、食べられるとなれば話は違う!
くじらはどこだ?!
しかし、くじらの「く」の字も見当たらない...
くじらなんか捕れなくても生きていけるもんね、大阪のくじらは死んじゃったけどさ。
お母さんのプレゼントだけどさ、こいつにとって、お母さんのとここに行く方が幸せなのか、ぼくの本棚に突き刺さって居眠りしてる方がいいのか、それが問題なんだよなぁ...