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神田小川町の歯医者さんの後は、東京駅大丸デパ地下なのだ。
家人のリクエストは赤飯弁当。ぼくは頑なにシウマイ弁当。
東京駅構内には星の数ほどお弁当屋さんがある。
京葉線ホームへ向かう間に崎陽軒のシウマイ弁当なら幾つだって買える、買わないけど。
されど、赤飯弁当ととなったら如何なものか。
大丸デパ地下の崎陽軒なら、ほぼ確実にあるだろう、と構内を回避して向かう。
馴染みの場所に馴染みの赤色。
さてと、あれっ?赤飯弁当が見当たらない。
売り場のお嬢さんに、あのう...
「はい!赤飯弁当ひとつとシウマイ弁当ひとつですね。
赤飯弁当は午後八時までに、シウマイ弁当は午後十時までにお召し上がりください。」
赤飯弁当は炒飯弁当の山の一番下に隠れていたのだった。
ここはちゃんと手提げ袋に入れて渡してくれるのだが、赤飯弁当の定位置には「売切れ」の札。
家人、強運。
「こんなにおかず要らない、お赤飯だけで食べられちゃう」と。
ご馳走様でした。