41回目の記念日。時間が正確に流れていたとは限らいけどね。
ぼくが家人に出会ったのは20歳。家人は19歳だった。
ぼくがレコードレーベル(CDはまだ無かった)に潜り込み、なんとか結婚にたどり着いて41年目の記念日。それが11月23日。
もうそんなに経っちゃったの⁉というのが正直なところ。まあ、去年もそう思っていたかな。
どこかおいしいお店でお祝いを、と実践していたのは何時頃までだったか。
逗子の海辺に住んでいた頃は、仕事終わりの夕方に東京のどこかでフレンチ、イタリアン。
それが佃に引っ越ししてからは、「今年は東銀座のしのさんの店にしよう」「いや月島~勝どきコースで、力鮨からレッドストリングがいいよ」
などと、友達のお店に行くことが多くなっていった。
ぼくらの”結婚記念日”は、いつの間にか友達の元気な顔を確認して、ほっと暖かくなる日になっていた。
これが41回目の結婚記念日ディナー。
二日酔いから半分回復した家人が作ってくれた”目玉焼きの帽子”をのっけたハンバーグプレート。好物です。
ぼくらを待っていてくれる若い友だちのお店には、また今度だな。
これで十分だよ、いっぱい幸せだろ、ってお月様が言っている。