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福江島出身の友人が送ってくれた。つるつるとはこのことか!の五島手延うどん。
九州、飯塚出身の母が作っていたうどんだから、大きく括って博多の味。
今日は、肉うどん、肉油揚げうどん。
九州食文化圏の醤油はもともと甘い。 それに砂糖少々と日本酒を加えた煮汁で、牛コマと油揚げを煮る。 ひたひたくらいで、ゆっくり煮ます。
まずこの作業からスタート。
お汁を作る。
こちらは、白だし、醤油、味醂、塩砂糖少々。おまじないのように飛魚だしも加える。適当な頃合いに長ネギもいれる。
寸胴にお湯が沸いたら、乾麺の五島手延べうどんを入れる。茹で時間は7~10分、まことに緩やか、あなた任せ、いや世の中にはいろんな好みの人がいるので、このアバウトな3分は案外貴重。
茹でている間に万能ねぎを刻む。
8分茹でたら火を止めて、だだっと、仕上げに入ります。
丼に水気を切ったうどんを入れ、お汁をはる。
牛コマと油揚げをセットし、ここがポイント!煮汁も一緒に入れてしまう。
だから、お汁はこれを頭に入れて味を決める。
揚げ玉と刻みネギをかければ、肉油揚げうどんの完成。
亡くなった九州、飯塚出身の母のうどんの完成です。
かくして、五島手延べうどんのつるつるが、五島列島・九州文化圏属性を証明するひと碗となる。
つべこべ記しましたが、とにかく簡単で旨いのです。
福江島出身の友人は、自由が丘に建築アトリエを開いて、長い間センスと誠意にあふれる仕事をしていました。
今年いっぱいで、そこを引き払い、長崎市に拠点を移すそうです。
でも、まあ、長崎です。
20数年前、みんなで出かけた宇久島~小値賀島~無人島・野崎島への冒険行。
いつか、また行こうと云った第二回五島列島・大遠征が待っている。